第77話 2019/12/30 神の党とか

 本日は9時起き。世間が寿ぎ華やぐこの時節、毎年の事ながら、やる気が出ない。

 昨日はお客様の写真の整理やら書類のチェックやらしながら5ちゃんに書き込んでいたら、sageなきゃいかんスレッドをageまくってしまった。ながら作業は碌な事にならない。まあいいや。本業でミスるよりはマシだ。5ちゃんで叩かれても笑い話になるが、本業のミスは命にかかわるからな、笑えないどころか一生物のトラウマになる恐れがある。今日は買い物にも行きたいのだが、雨降ってるしな。どうしようか。


『アル・シャバブ』と聞けばソマリアのイスラム武装組織を思い出すが、実際にはシャバブとはアラビア語で「青年」を現わす普通名詞で、アラビア語圏にはいろんなところにアル・シャバブがあるのだそうな。Wikipediaによれば、サッカークラブなど3つもあるらしい。

 同様に『ヒズボラ』と言えばレバノンの過激派勢力が思い浮かぶのだが、これもアラビア語では「神の党」を意味する言葉で、レバノン以外にもある。日本国内に「民主党」と名のつく政党がゴロゴロ転がっているのと似ていると言えるのかも知れない。

 29日、アメリカ国防総省のホフマン報道官は、イスラム教シーア派武装組織『神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)』のイラクとシリアにある拠点に対して、空爆を実施したと発表した。

 これは27日にイラク北部キルクーク近くの基地がロケット弾攻撃を受けて、アメリカの民間人1人が死亡し、アメリカ兵4人とイラク治安部隊の要員2人が負傷した事への報復措置である。

 公安調査庁によれば、カタイブ・ヒズボラは2007年後半、イラクに駐留する多国籍軍の排除などを目的として、3つのシーア派組織が合併し設立したとされる。レバノンのヒズボラからも支援を受けているのだが、主な支援元はイランのイスラム革命防衛隊の傘下組織『コッズ部隊』らしい。コッズ部隊はゴドス軍とも呼ばれ、革命防衛隊の精鋭部隊と考えられている。

 つまりカタイブ・ヒズボラは、平たく言えばイランの子分だ。それにアメリカ軍が空爆を加えたという事なので、当然アメリカとイランの関係悪化が懸念される。ホフマン報道官は声明で「イランおよびその代理勢力は米国や有志連合への攻撃を停止し、イラクの主権を尊重せよ」(産経新聞)と警告したとの事だが、ただこれ向こうの視点で見れば、土足で踏み入って来たのはアメリカだからな。当然「盗っ人猛々しい」という反応が返ってくるに違いない。

 アメリカがイランを嫌いなのはまあ仕方ない。しかし、ここからアメリカはどうしたいのだろう。何を望んでいるのか。本当に戦争をするつもりがあるとも思えないのだけれど。イランが折れて取引を求めて来ると考えているのかな。でもイランは折れないぞ。折れられないだろう。そんな事をしたら体勢の危機だ。内戦が始まる。

 イランが折れない事はわかっていながら、イランを追い詰めるのはどういう魂胆なのか。内部崩壊を狙っている? しかしその後生まれて来る権力が親米的なものになるかと考えれば、それは無理なんじゃないか。また1つ反米勢力ができるだけに思うのだけれど。

 まあいまでもイランは反米勢力の代表なのだから、別にどっちに転んでも構わないと考えているのかも知れないが、イランが崩壊すればその余波は中東全域に広がるのはまず間違いない。それがアメリカにとって好ましい影響になるかどうか。イランのテロ組織支援は抑えねばならんだろうが、だからといって追い詰めすぎれば、窮鼠は猫を噛むのだ。一度どこかで歩み寄るべきではないかなあ。


 イギリスのMI6と言えば、やはり007シリーズが真っ先に出て来る。しかし現在イギリス秘密情報部の正式呼称はSISで、MI6はすでに使われていないらしい。ただ有名なので、公式サイトなどではあえて使用されているそうだが。

 ちなみにMI1からMI5までの組織も存在しており、主にスパイを使うのはMI5とMI6である。MI5は内務大臣の管轄下にあり、MI6は外務・英連邦省の管轄であるそうな。組織としての構造や活動場所が違うのだろうな。

 さて、そんなMI6では改装工事中に重要文書が紛失してしまうというトラブルがあったらしい。27日にイギリスの新聞『サン』が報じたところによれば、工事を請け負っていた会社が保管すべきだった本部ビルの間取り図や警報装置の位置などの図面が、100枚以上行方不明になってしまった。

 これらはイギリス政府の文書ではなく、また機密情報でもなかったそうだが、常識的に考えてセキュリティの問題が生じる。大半はその後本部ビルの中で発見されたが、一部はまだどこにあるのかわからないそうだ。この会社は工事の請負契約を解除されてしまったという。まあ仕方ないな。

 うっかりミスは誰でもある。特に忙しいときには多発する。しかしそれなりの規模の組織であれば、それを前提として、それに備えて準備をしておく事が必要だ。この会社はそれを怠っていたのだろう。今回はそのツケを払う事になってしまったのだ。今後注意するしかあるまい。虫けらも専ブラ使おうと思う。


 オリオン座と言えば鼓型、と言うより現代では8の字型と言った方がわかりやすいか。その左上の位置にあるのが一等星ベテルギウス。このベテルギウスが急速に暗くなっているそうで、超新星爆発の前兆ではないかと言われている。

 もっともこれが前兆であるにせよ、超新星爆発の起こるのが明日なのか数万年後なのかはわからないそうだ。ただもし超新星爆発が起こった場合、満月の16分の1程度(マイナス10等級)の明るさになるらしい。見れる物なら見てみたい気はする。


 昨日は午前中のクタクタが一日尾を引いた。夜になったらもう眠くて眠くて生あくびばかりで小説書くどころではなかったので、諦めて10時前に眠剤を飲んでしまった。おかげでほとんど書いていない。今日は何とかしよう。

 そう言えばnoteも更新するの忘れてたな。まあいいや。年末年始はどうしたって通常通りには行かない。この1週間ばかりの期間は、何もかも上手く行かない事を前提にしないと。上にも書いたけど、仕事でミスをしない事に神経を集中させて、何とか乗り切る。三が日が明けたら頑張る。

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