第27話 2019/11/10 小ネタ集

 本日は8時半起き。まあまあか。天気晴朗で体調も良いのだが、いまひとつ頭が回らない。やはり寒いせいだろうか。こんな時には無理せず小ネタ集。始まり始まり。


 傘の歴史は4000年ほどになるらしい。当初は日傘であり、雨具として用いられるようになったのは日本では室町時代、西洋では少し遅く18世紀からになる。

 それに比べれば短いとはいえ、アメリカ海兵隊も200年以上の歴史があるそうだが、その歴史上初めて、全隊員に傘を持つことを許可したとのこと。従来は女性隊員だけに認められていた傘の使用だが、小型で黒一色、敬礼をするために左手に持たなければならないという規定はあるものの、男女関係なく使用できるように規則が改定されたという。

 いまや男女同権は世界的な流れであり、アメリカ海兵隊も無関係では居られないという事なのだろう。とは言えあくまで許可であるから、傘を使う事は義務ではなく自由なのだろうし、雨が降っても傘を差さない海兵隊員はこれからも多いのではないかと思う。「人間は砂糖でできていない」というヤツであるな。


 おとり捜査は日本においてはグレーである。明確におとり捜査を禁ずる法律がある訳でもないし、認めるルールがある訳でもない。良く言えばケースバイケースなのだろう。

 しかしアメリカにおいては合法的捜査手法であり、バンバン使っている。フロリダ州ポーク郡の保安官事務所は、児童ポルノ関連のおとり捜査で17人を逮捕したと発表した。別に実際に子供に手を出したという訳ではない。児童ポルノ映像を検索して閲覧したとか、それをタブレットに入れていたとか、DVDに焼いていたとか、そんな理由だ。それで実名顔写真付きの報道である。何とも徹底しているな。

 実在の子供を使った児童ポルノについては、重罪とされるべきだと考える。被害者が存在している訳だから。ただ、そういう性的指向があるというだけで犯罪者扱いするのは、他の精神疾患などへの対応と比べると違和感がある。統合失調症は無罪だがロリコンは有罪というのはイマイチ根拠がよくわからない。結局好き嫌いじゃないのか、と思ったりするのだが。


 とは言え、実行する変態は何事においても有罪である。変態は妄想の中ですべてを完結させるべきなのだ。

 200人以上の女性に利尿剤を飲ませ、目の前で排尿させていたフランスの文化省の元職員が訴追された。この男は人事部長だったのだが、就職面接に来た女性に対して利尿剤を混ぜたコーヒーや紅茶を出し、文化省の近くを歩きながら話そうと誘い出すと、尿意をもよおした女性をセーヌ川の橋の下に連れて行って「自分が上着で隠しているから」と放尿を促したそうだ。しかもこの男、その様子を記述して残し、あるいは写真を撮って、リストを作っていた。真性のド変態である。

 変態に社会的地位を与えると暴走するのだ。すべての組織はこの件を他山の石とすべきであろう。


 8日、Facebook傘下の写真共有SNS『Instagram』のCEOが、「お知らせ! わが社は今年、インスタグラム上で『いいね!』を非表示にする措置を多くの国々で試してきた。こうした試験措置を来週、米国のごく一部のユーザーに拡大する」と、Twitterに投稿した。

 ……ん? 何でInstagramの話をInstagramでもFacebookでもなく、Twitterに投稿するのだろう。これは良く言えば棲み分けができているという事なのだろうか。

 まあ何にせよ、いいね! が見えなくなれば、承認欲求の塊のような連中が過激な投稿をしなくなると考えられる。ネット界の平和のためには良い事なのかも知れない。


 死刑制度のある日本では、死刑を執行しても生き残った場合、もしくは蘇生した場合には、再び刑に処される事はない。しかしこれが終身刑の場合にはどうなるのだろうか。

 アメリカのアイオワ州にある上訴裁判所は6日、ある裁判に判決を下した。「生きているなら刑務所に収監され続けなければならないし、死んでいるならこの訴えは意味をなさない」(AFP)と。

 この裁判は1990年代に殺人事件で終身刑判決を受けた男が、服役中に腎臓結石による敗血症で蘇生措置を受けた事を理由に、蘇生措置を受けたという事は心停止したという事であり、つまり死んだという事なのだから、終身刑の刑期を満了した事になるはずだ、と訴えたものである。

 これを地方裁判所は「説得力に欠ける」と棄却、原告は上訴したが、対する上訴裁判所の回答が上記となる。まあ、当たり前っちゃ当たり前。終身刑は死ぬまで監獄に閉じ込められるという刑であり、死んだ人間は訴えられないからな。裁判を起こしたという事は生きているという事であり、生きているなら服役しなくてはならない。極めてシンプルな理屈だ。

 今回の受刑者が、本気で屁理屈が通ると思っていたのかは定かではない。だが通れば儲けものという考えはあったのではないか。アイオワ州は死刑を廃止しており、最高刑が終身刑だという。死刑にならないのならラッキーくらいに思えば良いものを、よりマシに、より自分に有利にと考えるのが人間という生き物なのだろう。死刑廃止論者にはそういう視点が抜け落ちているような気がしてならない。


 ちょっと短いけど、本日はこんなところか。

 いい加減、エアコンも掃除しないといけない。暖房なしはそろそろキツくなる。最高気温が15℃を切ったらさすがにな。でもなかなかその気にならないのだ。ああ、面倒臭い面倒臭い。

 小説は相変わらずちょこちょこ書いているものの、いまひとつのめり込むまでには至らない。かなり面白いものを書いていると思うのだけれどなあ。

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