第3話 2019/10/17 小ネタ集

 本日は9時起き。特に急ぎの用事もないので問題はなし。

 まだ大丈夫、もうしばらく大丈夫だろう、と思いながら昨日の朝まで半袖Tシャツで過ごしていたのだが、さすがにマズかったようで、鼻風邪をひいてしまった。熱や悪寒はないのだが、クシャミが出て仕方ない。なので暖かくして寝ている。もっとも風邪をひかなくても、普段から寝っ転がってばかりいるのだけれど。

 そんなんこんなで、本日は小ネタ集。始まり始まり。


 人間は喉元過ぎれば熱さを忘れるものである。まあ、忘却は必要な機能なのだが、それによって状況判断が甘くなる事が多々ある。「前回大丈夫だったのだから、今回も大丈夫だろう」みたいな。つい数日前にそれが怖い事だと思い知ったばかりなのだけれど。

 環境省によれば、東京の青梅埠頭にヒアリが巣を作っていたらしい。朝日新聞の報道では、今月7日から9日の間に、ヒアリの羽のある女王アリ20匹、働きアリ300匹以上、幼虫約10匹を確認したそうだ。

 一時はパニックと言って良いほど心配していたのに、まったく話題にならなくなったな、ヒアリ。確かにヒアリに刺されて死んだ者は、日本では出ていない。だがその危険性が薄れた訳ではない。注意を怠るべきではあるまい。特に子供や老人は青梅埠頭にはなるべく近づかない方が良い。「人が死んだら動く」は警察だけで十分だ。


 16日、国際オリンピック委員会(IOC)は来年の東京オリンピックにおいて、マラソンと競歩の札幌での実施を検討していると発表した。東京の猛暑を懸念しての事らしい。今頃かよ、と思う気持ちもなくはないが、まあ選手の健康面を考えるなら妥当なところではないか。出来れば開催時期も涼しくなるまで待てばなお良いのだろうが、その辺は放映権料とかデカい金額の絡む事なので難しいのかも知れない。

 札幌市などは降って湧いた話に大喜びしているようだし、東京の組織委員会さえ首を縦に振れば、簡単に決まるだろう。

 ただ、東京は東京でマラソンの暑さ対策についての予算とか振り分けてしまっているからな。特殊なアスファルトを敷くとか何とか言ってたから、建設業者との話もついているはずだ。果たしていまさらキャンセルできるのかどうか。もしここで東京がゴネると、史上最悪のオリンピックになる可能性もある。何とか賢明な判断をしてもらいたいところではあるのだが。


 なぞなぞです。ブタとウマが競争しました、さてどちらが勝ったでしょう。答は「トンカツ食ってウマかった!」なんて事を思い出してしまった。特に深い意味はない。

 北朝鮮の国営メディア朝鮮中央通信は16日、金正恩委員長が白馬に乗って、朝鮮半島最高峰の白頭山に登頂した様子の写真を公開した。白頭山は北朝鮮では神聖な山であり、今後何らかの重要な政策方針の発表があるのではないかとの憶測を呼んでいる。

 まあ、いま重要な政策方針云々といったところで、要はアメリカの顔を立てるか、もしくは顔を潰すか、どちらかしかあるまい。昨今の中東情勢を見る限り、トランプ大統領に戦争が出来ない事はもはや明白だからな。多少踏み込んでも大丈夫だろうという判断があったのではないか。核実験の再開くらいしてもおかしくはない。ああ嫌だ嫌だ。


 バチカンのローマ法王庁は16日、スマートフォンのアプリと連動して操作する電子ロザリオ、『Click To Pray eRosary』を発表した。これを手首にはめて十字を切ると起動し、ユーザーの祈りの進捗状況をスマートフォンに表示するとともに、完了ごとに継続状況が記録されるのだそうだ。日頃どれだけ熱心に神に祈っているかをデータ化する訳だな。

 虫けらはカトリックでも何でもないので、どうでも良いっちゃどうでも良いのだが、何か有難味には欠けるように思う。吸血鬼にも効果なさそうだし。効くとしたら電子吸血鬼か。電子吸血鬼って何だ。

 まあ法王庁としては、信者との関係を緊密にしたいという意図があるのだろう。ぶっちゃけて言えば、ユーザーの囲い込みである。現在の法王フランシスコは、いろんな意味で目端が利くと言うか、柔軟なのだな。商売っ気があるとも言えるが。現代の宗教にはそういうのも必要なのかも知れない。放置すれば滅びるだけなのだから。


 エヴァンゲリオンシリーズとかシン・ゴジラで有名な制作会社『カラー』であるが、警視庁はこのカラーを脅迫した容疑で、岡山市に住む35歳の無職の男を逮捕した。SNSに「死ね」「京アニみたいなことにならないといいな」などと自宅のPCより投稿したらしい。犯行の理由は「自分のメールに返信がなく、腹が立った」(産経新聞)のだそうだ。子供か。そら返事も来ないわなあ、としか思えん。

 だいたい、何で自宅からなのだ。そんなの捕まるに決まってるだろう。脳みそが足りていないのか。何か記事を読んでいて恥ずかしくなってくる。まったく。


 フランスのパリでは15日、消防士らがデモを行った。人員不足および専門職としての認識の不足が理由であるという。警察官の特殊勤務手当と同等に消防業務手当を引き上げる事を労働組合は求めている。デモの参加者は主催者発表で7千から1万人、警察発表で7400人なので、最低でも7千人程度が参加したのは間違いないようだ。

 だがこのデモがヒートアップし、警官隊と衝突した。対する警官隊は催涙弾や放水銃を使って鎮圧したらしい。まあ、警官隊はそれが仕事だから仕方ない部分はあるのだろうが、後々どうするんだ、これ。火災現場とかで警察と消防が顔を合わせたとき、まともに話ができるのか。

 大きな事件や災害が起きたとき、市民が頼るのは消防であり警察であり軍隊――日本ならば自衛隊――である。何とか待遇を改善してもらいたいと思うところ。


 アメリカ下院議会は15日、『香港人権・民主主義法案』を可決した。この後上院に送られ、上院で可決されて大統領が署名すれば、法律として成立する、というのがザックリとした流れである。

 内容としては、香港当局が法の支配と人権を尊重しているかを毎年検証するようアメリカの国務省に対して義務づけ、もし尊重していないとなれば、貿易優遇措置を中止しなくてはならなくなる。また自治権の侵害や深刻な人権侵害が発生した場合、責任者を特定し制裁を加える事も明記されている。

 事実上、中国に対する非難決議である。当然中国政府は反発している。中国外務省の耿爽副報道局長は、こう述べている。

「われわれは、米下院がいわゆる『香港人権・民主主義法案』を無理やり通過させたことに強い憤りと断固たる反対を表明する」(AFP)

「もし法案が最終的に成立すれば中国だけでなく、アメリカ自身の利益もひどく損なうことになるだろう。アメリカの間違った決定に対しては中国は、必ず強力な対抗措置をとるだろう」(NHK)

 果たしてこの法案が法律として成立するだろうか。上院は可決するだろう。しかし大統領が署名しない可能性がある。支持率を上げたければ署名するべきなのだが、どうもその辺、トンチンカンな事をしてしまうような気がしてならない。

 まあ、この法案が成立したところで、中国が何かを変える事など有り得ないのだけれど、それでもメッセージは送るべきである。これ以上アメリカの威厳を失いたくないのであれば。


 今日はこんなところで。さて、どうするか。急ぎの用事はないものの、おとなしく寝ているというのも何かアレだ。鼻水とクシャミが出る以外はまったく普通だからな。近所のスーパーに買物にでも行ってくるか。大根が食いたい。煮た大根だけが食いたい。変な食欲だこと。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る