飼い犬のジョン
空飛ぶゴリラすん
第1話「ジョンという飼い犬」
「ワンワン!」
また吠えてしまった
人が家の目の前を通り過ぎる時に、俺は「家を守りたいという防衛本能」から吠えてしまう。でも俺はもう、そうやって吠えることに嫌気がさしている。吠えたところで基本的には誰も見向きもしない。たまに驚く人がいるが俺はその人を驚かせたいわけではない。本能で吠えてしまうが、その「意味の無さ」を誰よりも俺が痛感しているからだ。
人間が思っているほど、俺は馬鹿ではないし、人間の言葉が話せず、本能で無意識に行動をしてしまうことがあるから、人間は俺を「原始的な生き物」だと思っているのかもしれないが、実は物事をしっかり考えているし理解もしている。
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