嘘と正典

【嘘と正典/小川 哲】

第162回直木三十五賞候補作品


とても熱い。

自分の在り方、存在理由、価値感などについて、

苦しみもがきながらも探り当て、

ぶつかり合い、理解し希望へと変えていく。


個としての自己認知というよりも、

なにか大きな真理のようなものへの渇望を満たしていくような、

そんな短編集でした。

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