『チンピラ御坊』
やましん(テンパー)
『チンピラ御坊』
【これは、フィクションです。】
世の中の生き物というものは、おおく、徒党を組むものである。
人は、代表格であり、カゾク、チョウナイカイ、ムラ、マチ、カイシャ、シ、ケン、クニ、ナンとかレンゴウ、ギンガレンメイ、と、きりがない。
それぞれに、かいひとか、ぜいきんとか、ぶんたんきん、とか、ふたんきん、とか、ろうどうりょく、とか、払わなくちゃならないのに、それでも、まとまろうとする。
それで、ごはんを、たべるのだ。
これに、さまざまな、りゅうはや、しゅうはや、ナンとか派があるから、たいへんである。
ごきの世界も、そう、変わらない。
ごき僧珍平【ちんぺい】は、いくらか、修行もしたが、師範と対立し、放浪したのである。
あぶれごき僧、といわれる。
特定のグループには属さず、ひたすら、自らがあみだした『なまごみだ〰️〰️、なまごみだ〰️〰️』と、祈りながら歩いた。
相手にされなかった。
あるとき、人のお墓があるそばの、荒れた庵に住み込んだ。
そこで、くるひもくるひも、祈った。
近くに人のムラがあり、この庵には、ごみが集められていたから、食い物には困らない。
うわさを伝え聞いて、たくさんの、ごきどもが集まってきた。
みな、あぶれた連中である。
ひたすら、祈りながら、ただ、食べていると、珍平には、悟りがひらけたのである。
『きけ、諸君❗ われは、さとった。われらは、人とともにあろう。人とともに、いき、死のう。そうして、人は、かならずや、われらより、さきに、滅ぶであろう。人なきあとは、この大地があるかぎり、われらが、人を、とむらおう。』
『お〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️‼️ なまごみだ〰️〰️、なまごみだ〰️〰️〰️〰️〰️〰️』
こうして、やましん宅の、ごき大将が信奉する、『珍平御坊ごき教』が、誕生したのであり、その後、一大勢力となった。
ごきたちからは、チンピラ御坊と、言われる。
・・・・・・・・・・・・・・・ 🐝
おしまい
『チンピラ御坊』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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