ちょっと寄り道(3):発明と開発

 カクヨムコンが始まって、活気づいたような感じを受けます。

 今日私は全く作品を書けませんでした。ということで、駄文を垂れ流して気分転換することにします。


 以前別のエッセイで特許について触れましたが、特許といえば発明を保護したり、普及させたりするための制度ですよね。


 この発明という言葉、技術者の間では嫌っている方も一定割合いるのをご存じですか?

 かなり個人差はあるんですけど、私の知り合いにはは一定割合います。


 なぜ嫌うのかというと、発明って机上の空論なんです。技術者はお客様が安心して使える製品を提供するのが仕事です。だから製品を発明ではなく、開発するんです。


 発明とは新たなアイディアであり、実用性は問われません。開発とは実用に耐えうることが大前提です。


 だから技術者は自分が開発した製品を、開発品とか新製品とは言いますが、発明品とは呼びたくないんです。全ての技術者がそうではないんですけどね。こだわりがある人は結構いるみたいです。


 私なんかも、あまりこだわりがあるほうではないんですが、発明品と聞くとどうしても胡散臭いというイメージが先行してしまいます。


 だからもし、初対面の技術者の方とお話する機会があったら、発明品という言葉は使わないほうが無難ですよというお話でした。

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