番外編:八坂八華の健康法
急な番外編です。
フィクションです。科学的根拠なんて有りません。
今連載している章が終わったら章と章の間に移します。
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謎時系列。
城を落とした後、洞窟に入る前か、もしかしたら後迄の間。
つまりは未来かもしれない謎時系列の話。
え?滅茶苦茶?時系列弄るのはタイムスリップものでも無い限り御法度?作者は何考えてるかって?
冷静に考えて。
異世界転移
ヒロインは、『城に囚われて』・『誘拐されて』・『家が解らない』・『伝説の装備を貰った』テミスちゃんでは?と作者さえ思わせる、『公式が
だって、
今まで
「オイ作者、後で憶えとけよ。」
「お姉ちゃん、何してるの?」
「いや、Wヒロインな王道ファンタジーを、『片方のヒロインがイロモノでもう1人は王道』扱いされた気がしただけ。」
「いや…私が言っているのは、今何やってるか?って事なんだけど?」
テミスちゃんの表情が少しぎこちない。
グィッ
親指に一層力を入れて飛び上がって…………
ス
音も無く着地する。
「何って…伝染病予防だけど?」
「親指2本で逆立ちして腕立て伏せするのって……予防になるの?」
「いや、別に逆立ち指立て伏せ自体が予防になる訳じゃないの。
ただこれは負荷が掛かる筋肉の動かし方をして体温を上げて細菌ウイルスが生きられない体内環境を作ってるだけ。
いわば……煮沸消毒?」
元の世界のウイルス細菌なら、BSL4(レベル4ウイルス)くらいはまぁ白血球でなんとでもなるから殺菌の必要は無いから問題無い。
けど、ここは異世界。
私の知らない色々ウイルスが有っても不思議じゃない。
流石に手足が石になる病だったり、手足が植物になったり、狼男みたいに変身したり…そんなのには見た事が無いし、抵抗力も無い………かもしれない。
という訳で、先ずは抵抗力をつけるべく、ウイルス・細菌を煮沸して弱らせて、それを白血球に捕食して貰って……次に入ってきたら、今度は当然に喰う。様にした。
「テミスちゃんもやってみない?本当ならロードローラーを二台背中から落として貰って『オララオラオラオァ』って言いながら残像腕立て伏せするのが100℃くらい体温が上げられてラクなんだけど。
やってみない?100℃上げるのは無理でも100℃にするくらいならイケるかも。」
テミスちゃんに満面の笑みを向ける。
テミスちゃんの方は…………アレ?
「…………………………………お姉ちゃん、ロードローラーって?」
「んー……地面を平らにする道具で、私のバールの30倍くらいの重さ。」
「100℃って?」
「水がグラグラする温度。」
「お姉ちゃん……………………流石に私には無理!」
「………………え?」
なんて事の無い日常だった。
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