今日も倉庫で×××

櫻井カイト

第1話

今日も池内会社の倉庫から

何かが重なり合う音と「…っ」と小さな声が聞こえる・・・



*****************


「お帰りなさいませ、ご主人様♥」

日曜日、橋本海人に誘われて眞邊陸也が二人でメイドカフェへ。

無理矢理連れてきた海人は店内に入るなり「わりぃ、ちょっとトイレっ」

・・・一人にするなよ・・・と半ばうつむきながら待つ陸也。

「メニューをお持ちしました」

少し視線を上げるとメイド姿の女の子の大きな胸が見えた・・

・・・なんかちょっとエロ・・

イヤイヤ・・可愛いな・・・視線をもう少し上げ、顔を見て驚く

「えっ、上野さん!?」

「眞邊くん!?」



翌日、上野メメから会社の倉庫に呼び出された陸也。

「お願い、誰にも言わないで!」

「どうしてあんなことを?」

「昔からコスプレが趣味で・・・今はメイドにハマってるの」

 と恥ずかしそうに可愛く笑うメメ。

「そっか、うん、誰にも言わないから安心して」

「ありがとう!昨日も橋本くんに見つからないように教えてくれてくれたし、

 眞邊くんって優しいね」


あ・・、なんか今ドキッとした。


メメは続ける。

「あのね、昨日のお礼を何かさせて欲しいなって」

「たいしたことしてないし、別にいいよ」

結構律儀なんだなと、関心する陸也。

「・・・眞邊くんって、・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・おっぱい好き?」

「・・・!?」

えっ、なんで急にそんなことを?ここは動揺を見せずに冷静に

「な・・なっ・なんで急に?」

うっ、しまった、ぜんぜん冷静に言えなかった。俺のバカ・・・


「昨日、おっぱいにすごく視線を感じたから☆」

気づかれてた・・・ハズい・・ちょっとうつむく陸也。

「あっ、いいの、男の人はみんな好きだと思うよ」


フォローされてなんだか余計に恥ずかしい・・・


「・・・だからね・・昨日のお礼に・・触ってもいいよって」

「・・・!!?」

思わずメメの大きな胸を見てしまう。

シャツの上からでもふっくらと柔らかそうな・・・

・・・いやいやいや、でも、そんなの・・・いいのか?

メメはゆっくり陸也の両手を掴む

「お礼にならないかな?」と言いながら大きなふくらみの上に手を置いた。






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