とあるエルフの似非現実

第22話

楓の森水源跡地では

ウッドマン達と

メリジェーヌから派遣された

リバーマン達が調査をしていた

この地域のウッドマン達は

皇樹ロードメイプル

ドレッドノートの手駒である

通常ウッドマンといえば

守護者

見た目は超絶美形の

エルフの雄で

四方に居る

刀が主な武器で

其々種族固有の能力がある

殺戮者

レッドスペクターという

赤いフリギア帽を被った集団が

もっとも有名

ロードメイプルの手勢は

哭皇脂という特殊な樹脂で

ハニカム状に編んだ

光りや臭いを吸収する

カーボンファイバーで

編んだ鎖帷子

このような装備に身を包み

音の立たない光沢の無い

狩布を羽織る

これも特殊な植物繊維を

より糸にし樹脂に浸してあるので

下手な金属より硬く

動きを阻害しない

短槍が主な武器で

刺してよし

投げてよしである

武器も含めた一式装備なので

手元に戻ってくる

この黒装束を率いているので

付いた称号が

ブラックエンペラー

水樹メリジェーヌとの間に

メイプルシロップという

ツリーパイソンの長女と

ヘクタープロテクターという

クーシーの妹が居る

そして今

穴に向かって降りようとしているのが

メイブルシロップという

黒い錦蛇の見た目の

樹蛇

母の配下の水樹が３

武装したラミアが８

楓一家の先代ガーディアンの

木の葉

の１３名

木の葉を先頭に

メイプル

水樹

ラミアと

やはり体形の差なのか

鍛え方が違うのか

水樹が水を生み出すと

ウォータースライダーのように

一気に加速し滑り落ちた

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『侵入者です』

ミミの念話が届いた

山の裂け目に転移した

ベヒーモスさんは

こちらに尻尾を向けていた

仕方ないので黒竜化して

戦うことにした