第22話 力のダンジョン4

『言わずとも分かりますよ』


『私何もしてなくない?と思っていますね』


『むしろ付与の効果が高すぎる事えの不安ですか』


『どの様なイメージで付与しましたか?』





ええと・・


胸の石?にご飯を食べてもらう?


『・・・(どうやったら吸収が食事に繋がるんだよ)』


『それでは捕食のイメージでしょうか?』


『それも自身ではなく神話級の賢者の石の供物として』


『吸収系の付与は大きく分けて3種類ございます』


『ヴァンプ 出血や吸血系』


『ライフ 体力や生命系』


『マナ 魔力や精神系』


『ヴァンプは出血で俊敏や持久力を阻害し』


『吸血で物理的な栄養と種族特性を吸収します』


『相手の生命力や魔力までも吸収可能なので』


『触れる度に各種ポーション瓶を飲んでいるようなものです』


『その際に俊敏や持久力耐久力属性までも奪うことができると言います』


『希にスキルや種族特性を奪えるそうです』


『ゆえに魔剣と呼ばれるものの多くに付与されています』


『マナドレイン系統は』


『魔力を吸収しその為詠唱を阻害』


『もしくは込めた魔録が減少することによる』


『魔法やスキルの無効化』


『魔録切れによる行動不能』


『マナ切れ状態では精神力を代替えにするので』


『判断力の低下』


『体を動かす精神が無くなれば』


『恒久的な行動不能に陥ります』


『精神ですら吸収すると言われているので』


『希にですが対象の知識秘匿技術を習得可能』


『最も重要な事は』


『目に見えないもの』


『触れることができないもの』


『精神的な存在すら斬ることができるそうです』


『ですので儀式刀等に付与され霊刀等と呼ばれます』


『神殺し竜殺しなどもこの類です』


『そしてライフ系の付与ですが』


『体力の減少により行動力を阻害し』


『生命力の吸収により存在そのものを奪います』


『ライフポーションは体力回復薬ですが』


『ライフドレインは回復薬相当としては』


『身体の欠損すら治す神秘の回復薬ベネディクション』


『生命の水と言われるオー・ド・ヴィー』


『何故かと問われれば』


『どちらも貴女が経験しているからです』


『無自覚でしょうが』


『詠唱もグレーター相当ですし』


『対象が賢者の石なら』


『ソレを回復するなど』


『相対するのはエリクサー』』


『髪の毛一本でも再生すると噂されている』


『アレに匹敵する』


『つまりそんなイメージで吸い上げられたら』


『よほど強い生命力が無いと』


『塵になって消える運命でしょう』


『そういう事です』





うわっ


すごい喋った


何それ全然意味がわかんない





『解りませんか?』


うん。。。





『ではゴルゴダ様が純粋で清らかで素直なので』


『思いの他効果が高かったとご理解ください』





わたしすごい?


(思い込みが強く頭の中が真っ白たからなのだが)


(そんな事は知らなくてもいいのである)


(面白そうだから)

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