叫び
ボタンを掛け違えた季節がまた巡る
伸ばし過ぎた臆病の爪が渇いてくる
浅い
透き通るが故に分厚い言の葉で逝く
幾億万の風を頬張るこの
誰もが
散り散りになった線を繋いでみる
拍節を
砂漠に落ちたエメラルドのように
途切れぬ
煙突の先から昇り損ねた星の影を
何度でも高鳴りそうな予感の果実がある
冷えた夢達に火を炊きつけるような意地がある
心の色が
深い暗い闇が光を葬っても
割られたガラスの人間の叫び声を聴け
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