第11話「また書いたの?」

 「ふぁあ、何だか頭スカスカするーー」

世界がふわふわするなかアリスはこれを書いている。


「アリス、また新しいの書いたのかい?」

そう言うチェシャー猫にアリスは先程さきほど書き上げた小説を読む人を想像して笑う。


「アリス、この風呂敷ふろしきちゃんとたためるのか小生しょうせい少し不安だよ」

チェシャー猫はアリスの事も心配してそう言った。


「大丈夫、書きたいのはあと一つだけだから」

アリスはまだ書く気だった。



この物語はフィクションです。



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