第二首 バレンタインチョコ 十二句
若紫とのやりとりを簡略化したい気持ちは、二日後に差し迫ったバレンタインデー当日に最も美味しくなる"あのチョコレート"を作りたいと思ったからだ。
早速おれは、いつものように巾着袋を手に、近所のスーパーまで自転車を走らせ、必要なものの買い出しを済ませ、帰路につく。
さてと、少し買いすぎたかもしれないが、材料は揃った。
さぁ、調理開始だ────。
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