桜泉のひとりごと

桜泉

第1短歌 うたた寝の 吾に上着をかけてくる 病みし夫の手 幾年ぶりぞ

うたた寝の われに上着をかけてくる 病みしつまの手 幾年いくとせぶりぞ


ある日うたた寝をしていると、認知症を患う夫が上着をかけてくれた。何年かぶりのことだった。

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