第25話戦後

さてクーデターが終わってから一夜が明けました。次の街を目指す前に戦果を確認しましょう。

まず私のステータスから、その次に山田さん達ですね。


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名前:レーナ 性別:女

種族:人間Lv.39

状態:憑依影山さん

カルマ値:-181《悪》

クラス:暗殺者 セカンドクラス:テイマー

SP:35

スキル欄

『短剣術Lv.MAX』『短剣術・王Lv.11』『投擲Lv.MAX』『投岩Lv.14』『歩行Lv.43』『軽業Lv.34』『調薬Lv.MAX』『超薬Lv.2』『不意打ちLv.45』『テイムLv.39』『偽装Lv.37』『看破Lv.34』『交友Lv.29』『窃盗Lv.MAX』『大泥棒Lv.8』『跳躍Lv.MAX』『空蹴Lv.9』『回避Lv.MAX』『縮地Lv.12』『体術Lv.MAX』『体術・王Lv.17』『暗殺術Lv.43』『致命の一撃Lv.51』『フェイントLv.36』『逃走Lv.MAX』『脱兎Lv.17』『変声Lv.27』『変装Lv.24』『曲芸Lv.21』『鼓舞Lv.MAX』『御旗Lv.8』『統率Lv.MAX』『総締Lv.8』『指揮Lv.MAX』『命令Lv.9』『物理耐性Lv.27』『魔術耐性Lv.27』『身体状態異常耐性Lv.32』『精神状態異常耐性Lv.32』『暗視Lv.24』『隠密Lv.34』『消音行動Lv.36』『気配察知Lv.MAX』『気配全知Lv.5』『危険感知Lv.MAX』『危険全知Lv.7』『聞き耳Lv.MAX』『見切りLv.28』『受け流しLv.27』『解体Lv.MAX』『解剖Lv.27』『心眼Lv.2』『火属性耐性Lv.7』『毒耐性Lv.5』『斬撃耐性Lv.5』

称号欄

ジャイアントキリング:自身よりレベルが20以上の格上を倒した物の証。格上と戦闘時与ダメージ上昇微小被ダメージ減少微小


初めての人殺し:この世界で初めて人を殺した者の証。人類種に対する与ダメージ上昇微小


大胆不敵:普通は躊躇することを実行した者の証。恐怖耐性上昇微小魅了耐性上昇微小混乱耐性上昇微小


虐殺者:短時間で大多数の殺人を成した者の証。一度に敵対する相手が多いほどAGIに上昇補正最大150%人類種限定。


外道:人道に外れた行いをした者の証。カルマ値が上がりづらくなり下がりやすくなる。


略奪者:一定以上の人数から一定回数以上の略奪行為をした者の証。略奪系スキルの成功率上昇微小


犯罪者:街の中で法を犯した者の証。正規の手段で街に入れなくなる。


神敵:秩序の陣営に宣戦布告またはそれに類する行いをした者の証。カルマの敵への与ダメージ上昇カルマの敵からの被ダメージ上昇


指名手配・神殿:神殿から指名手配された者の証。現在の賞金額3500万G


無慈悲:情け容赦ない者の証。クリティカル率上昇


人種キラー:人類種を500人以上殺傷した者の証。人類種に対する与ダメージ上昇人類種からの被ダメージ減少


人類の天敵:人類種を1000人以上殺傷した者の証。人類種に対する与ダメージ上昇人類種からの被ダメージ減少


英雄殺し:カルマ値150以上の重要NPCを殺害した者の証。全ステータス上昇カルマの敵への与ダメージ上昇カルマの敵からの被ダメージ上昇


屍山血河:人の屍で山を築き、人の血で河を作った者の証。全ステータス上昇一度に敵対する相手が多いほどSTRとVITに上昇補正最大75%人類種限定。


装備

武器:緋炎の小太刀憑依・山田さん

体:爆炎獅子の上着

鎧:蒼炎の軽鎧憑依・井上さん

腕:技師のグローブ

下半身:夜空のレギンス

靴:疾風のブーツ

アクセサリー

・夜空の外套憑依・麻布さん

・至高神のロザリオ《憑依・三田さん》

・剛力の指輪

・銀狼のベルト

・対魔の腕輪


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何気に始まりの街の指名手配がなくなり、神殿からの賞金額が上がってますね……。

まぁいいです。全体的に強化され、上着と鎧は騎士団長さんの死体から剥ぎ取った物で、領主さんのお抱えの職人さんに闇色のマントと大空の外套で夜空の外套を、力の指輪を剛力の指輪に強化してもらいました。


「お次は山田さん達ですよ」


「『!! 』」


ふふ、心なしかソワソワしてますね? では見てましょう、これが進化した山田さんたちです!!


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名前:山田さん

種族:リビングデッド・ハイデスソードLv.1

状態:憑依

スキル欄

『浮遊Lv.17』『暗視Lv.29』『自己修復Lv.34』『武具憑依Lv.36』『切断強化Lv.MAX』『切断激化Lv.7』『精神状態異常無効Lv.-』『毒纏Lv.2』『致命の一撃Lv.7』『闇魔術Lv.19』『火魔術Lv.17』『火属性耐性Lv.8』

称号欄

レーナの従魔:レーナの従魔となった証。主人から受けるバフの効果が上昇


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名前:影山さん

種族:ダークネス・シャドウLv.1

状態:憑依

スキル欄

『影潜りLv.34』『影移動Lv.31』『隠密Lv.24』『暗視Lv.18』『不意打ちLv.36』『闇魔術Lv.MAX』『暗黒魔術Lv.2』『魔術強化Lv.MAX』『魔術激化Lv.4』『精神状態異常無効Lv.-』『影操作Lv.4』『付与魔術Lv.5』『火属性耐性Lv.8』

称号欄

レーナの従魔:レーナの従魔となった証。主人から受けるバフの効果が上昇


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名前:麻布さん

種族:ボレアス・ファントムマントLv.1

状態:憑依

『浮遊Lv.28』『暗視Lv.24』『防具憑依Lv.36』『風魔術Lv.MAX』『暴風魔術Lv.3』『闇魔術Lv.28』『魔術強化Lv.MAX』『魔術激化Lv.4』『精神状態異常無効Lv.-』『気配察知Lv.11』『危険感知Lv.14』『警戒Lv.21』『遠見Lv.12』『火属性耐性Lv.8』

称号欄

レーナの従魔:レーナの従魔となった証。主人から受けるバフの効果が上昇


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名前:三田さん

種族:グレーター・ミミックLv.1

状態:憑依

『擬態Lv.34』『暗視Lv.19』『隠蔽Lv.35』『宝物憑依Lv.36』『光魔術Lv.MAX』『光輝魔術Lv.4』『幻影魔術Lv.28』『魔術強化Lv.MAX』『魔術激化Lv.4』『精神状態異常無効Lv.-』『付与魔術Lv.5』『結界魔術Lv.4』『火属性耐性Lv.8』

称号欄

レーナの従魔:レーナの従魔となった証。主人から受けるバフの効果が上昇


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名前:井上さん

種族:ダークネス・リビングアーマーLv.1

状態:憑依

『歩行Lv.34』『暗視Lv.19』『剣術Lv.MAX』『剣術・王Lv.3』『防具憑依Lv.36』『筋力強化Lv.MAX』『筋力激化Lv.7』『耐久強化Lv.MAX』『耐久激化Lv.3』『防御力強化Lv.MAX』『防御力激化Lv.3』『精神状態異常無効Lv.-』『連携Lv.12』『防御術Lv.14』『体術Lv.8』『闇魔術Lv.4』『付与魔術Lv.2』『火属性耐性Lv.8』

称号欄

レーナの従魔:レーナの従魔となった証。主人から受けるバフの効果が上昇


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「皆さん強くなりましたね! 」


『​──! 』

『ヴゥ! 』

『……! (バッサバッサ! )』

『がァ! 』

『イィ! 』


皆さん誇らしげですね? 特に私を含めて全員が『火属性耐性』を得ているのを見るに、やはり騎士団長さんは強かったのだと再認識しました。

自分で言うのもアレですが良く勝てましたね?


「さて、確認が終わったことで街の確認をしましょう」


まだ一夜が明けたばかりですけど、次の街に行く準備をするついでにクーデターの影響の確認などもしていきましょう。


▼▼▼▼▼▼▼


複数の詰め所を爆破して貴族街の方で3桁の兵士たちを屠ったにしては、そこまで治安は悪くなってなさそうですね。

それもそのはず、そもそも始まりの街の裏社会を牛耳るムーンライト・ファミリーが悪人の統制をしてますからね。普通ならこういう混乱に乗じて暗躍する側が抑えてますから、さもありなんと言ったところでしょうか? 第一​──


「おら! 大人しくしろ! 」


「ハンネス、先に突っ走るなって! 」


「そうよ、捕まえたからいいけどあんまり先に行かないで」


「す、すまん……」


​──プレイヤーたちが私の後追いらしき悪役ロールをするプレイヤーを連携して仕留めて回っているようですからね、次の街が解放されてそこに人が流れるまでしばらくは大丈夫でしょう。


騒ぐプレイヤーたちを尻目にその場を後にして、今度はNPCの屋台で聞き込みをしてみます。


「おじさん、これ一つくださいな」


「あいよ、少し待ってな」


なにやら美味しそうな香りのする串焼を一本購入し、それとなく聞き取りを開始します。


「昨日はすごかったですよね」


「……あぁ、アレな。領主様の発表だと後継者争いだってんだから嫌になるよな」


「そうだったんですか? 」


「あぁ、なんでも領主様の隠し子が居たらしくてな。半月前に起こった大事件を未だに解決できない領主様とその息子に不満を持ったのと、もともと認知されない現状に嫌気が差したんだと」


「へぇ〜」


どうやら一般人は領主の公表を信じているようですね、これから報告が行く中央政府はどうか分かりませんが……まぁほとんど信用しないでしょう。


「でもまさかアレクセイ様が敗けるとは思わなかったな」


「ビックリしましたよね」


「あぁ、あの人が領主様になってくれるなら次の世代も安泰だと思ったんだけどねぇ〜? これからどうなるのやら……」


まぁ、不安は大きいようですね。当たり前ですけども。それはこれからのエレンさんの働きに期待ですね。


「はいよ、熱いから気をつけな」


「ありがとう存じます、では」


「あぁ、また来てくれよ! 」


そう言って串焼きを片手に街を歩きながら考えます。ぶっちゃけ指名手配されたから面倒が云々はどうでも良くて、楽しそうだから今回のクーデターを起こしただけなんですよねぇ……あれですよ、カブトムシとクワガタムシのどっちが勝つか、みたいな。

今回は私の勝ちでしたし、楽しかったのでいいのですが、この街でこれ以上楽しくて愉しいことなどそうそう起こらなそうなのが残念です。


「……本格的に攻略を進めますか」


まずは在庫の減った薬品類を作成して、従魔たちと連携の再確認……これに三日間くらいかけてから次の街を目指して出発ですね。

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