女子高せいばあ
ニート
第1話
「オレより強い女なんていらねぇよ!」
彼のために頑張ったつもりだった。しかし現実は無慈悲……優しかったはずの彼の機嫌を損ねてしまった私に居場所はなくなった。この世界は私に死ねと言っていた、そして私はそれに従うほかなかったのだ。
さようなら、私はあなたを決して恨んではいません。悪いのはすべて私です。
私のようなものがこの世界に生まれてきたことがそもそも間違いだったというだけです。もっとも私のようなものを必要としている世界があるのかどうか、もしあったのだとしたら?
余計なことを考えてしまった……
「あーそろそろやばいかな?」
ギータカは悩んでいた。小学生時代まではバレエ漬けの生活だったものの中学に入りやめてしまい、その反動もあってなのかゲームやアニメ、ニ〇動などのオタクコンテンツに熱中した3年間を送ってしまい、もともと大食漢なこともあってかそれなりにスタイルは良かったほうだったはずが顔はパンパンになろうとしている。
「良い機会だからなんか体育会系の部活入って体型引き締めるべきかな~?」
中高一貫校とはいえ、高校になれば外部生も入学してくるため高校の部活紹介も熱を増す。この機会を逃せばこのまま本当に絵に描いたオタクのような風貌になってしまうかもしれない……
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