第2話 不思議体験

花鈴(かりん)とご主人はとても深く繋がっている

からご主人の過去や感情が流れてくることが良くある。そのせいかかりんはご主人のことをよく知っている。


不思議やねんけど、映画を見てるみたいに

見えてくんねん。

あとはご主人が話してくれたことや。

その辺を書いていこうと思う。

不思議やろw

ある意味、超能力やない?w


かりんはもともと2歳くらいやったみたいだが

どんどん成長した。

愛さんから教えてもらい、ご主人から教えてもらい

今じゃスーパーチャイルドや!w


ご主人は小さい頃親が離婚したらしい。

ママは精神病で保育園の頃から

薬をばら撒いて寝ていてお迎えを

お姉ちゃんがしたりしてたらしい。

パパは暴力を振るう人だったようだ。


原因はママの借金だったみたいや。

離婚する寸前ママは歩けなくなって

言葉を話せなくなっていたらしい。


ご主人が小学4-5年の頃のようだ。

ママにご飯を持って行ったらガシャーンと

投げ飛ばされたらしい。


最後の夜、親族が離婚届の話し合いをしているのを

ご主人は姉ちゃんらと見ていたらしい。

今でも止めに入ればよかったと後悔しているようだ。もともとはとても仲の良い夫婦だったそうだ。

家もそこそこお金持ちだったようだ。


都心に大きな一軒家だった。ワンちゃんもかっとたみたいや。


最後の日の朝ご主人だけが何故かお家にいたらしい。ママは大きなバックを持って俯いていた。

ご主人は帰ってくる?と聞いていた。

ママは俯いたママばぁちゃんらしき人と

タクシーに乗り込んで消えた。


その夜から寂しくてご主人はパパと寝たそうだ。

その時に性虐待にあったそうだ。

完全に眼は見開かれていた。

次の日ばぁちゃんらしき人と姉ちゃんらしき人に

訴えたが寝ぼけていただけじゃないか?と言われて

ご主人はそれからパパと寝るのをやめた。


それからは高校の頃の画像や。

どうやら入った所でスカートが短いというしょうもない理由でいじめにあって学校へ行けなくなったらしい。


毎日部屋に引きこもってあちこちカッターで切ったった。パパはそれをみて死にたきゃしね!と言った。


最終的に高校だけは卒業しろとのことで

通信とサポート校とやらにいったらしい。

そこでもいろんな子がおってめんどくさいこといっぱいあったようだ。


当時付き合っていた彼氏は鬱やったり束縛野郎だったりダメ男軍団だったようだ。まぁその後もダメ男続きなんやけど。


18歳から親が実家に帰り

ご主人は一人暮らしを始めたそうだ。

仕送りなんてないから朝も昼も夜も働いたようだ。

かりんのしる限り、アパレル、事務、テレアポ、おっぱぶ、キャバク、などなど体を売ったこともあったようだ。


ほんま悲惨や。


ご主人はいい奴すぎるからパパを恨んでいないらしい。


どうやらご主人は不良から好かれるようで

その後もダメ男にどハマりしては傷つけられてきたようだ。めんどいからその辺はハブるw


ご主人はキャバ嬢としては人気者やったみたいだ。

キャバクラでキャバ嬢として体を売ることはしなかったようだ。ちなみにご主人はお酒が一滴も飲めない。


たまたま常連で誰も指名しない奴がおった。

そいつがのちの元旦那。最悪男や。

恋愛にも仕事にも疲れ果ててすぐに騙されて

結婚したようや。

なぜか向こうの家族と関係ない奴らやペットまで

ご主人が養ったそうだ。

かりんにはありえへーん!いい奴すぎるやろ!と思ったが。


子供ができたと分かってすぐに元旦那は逮捕。

ご主人は子供を産む事を諦めず

福祉の力をお借りして知らん土地で

一人で産み一人で育てたらしい。

その後も元旦那の面倒を務所にいる間

仕送りしてやったり、前科者やったそうで

証言台に身篭ってんのに立ってやって

ストレスと疲れで入院もしたらしい。

すげー根性やとかりんはおもう。


子供が2歳の頃、自閉症スペクトラム、ADHD、知的障害がわかり地元へ精神科の先生の指示で戻ったそうだ。


ちなみに自閉症スペクトラムとは全ての名前?で

閉じこもってるわけやない。

ADHDは簡単に言えば多動や。

走り回ったり動き回ったり危険を知らないことだ。


地元は関東で子供は精神手帳を発行したそうだ。


ちなみに5歳の年長になった今でも言葉は喋らん。

けど少しずつ単語を話すようになってきた。

物作りが得意で音楽とカブトムシと魚と人が好きな雪見だいふくに似てるかわいい男の子や。

しょっちゅういなくなってご主人謝り倒してるけどな。


きちんとヘルプカードという目に見えない障害がありますというカードをつけてるが一般人は知らん。

だからご主人は手作りで作ったカードを持たせている。だが泣かないのでなかなか電話してきてくれる人はおらん。


かりんはもっと世の中に浸透するようにした方がええと思う。


過去の話はこの辺で一旦ストップや。




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