140文字で綴る物語
三の木
拾った財布
ただ食い物に飢えていた。職を失い、貯金を使い果たし、もう何も買えない。ふと道の端に黒い長財布を見つけた。何気なく拾って中身を見る。中には100万はあろうかという札束が入っていた。
俺は、その金をーー警察に届けた。
ああ、やっちまったなぁ。
*友人からのお題
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