第1話早速登場!九条さんと光雲くん 出会いと今に至るまで

「私は今日も仕事かぁ…家に帰ればアイツがゲームしてる…はぁ」


そう言いながら私の1日が過ぎていく


「大体光雲くんが私の家に転がりこんでくるなんて思わなかったし。私1人ならこんなに仕事しないのに…」


九条さんはそんなことを思っていた


「あー!新作のゲーム出てる!買っちゃおうかな。アマゾソで…九条さんのカードを使えば実質無料!?注文しちゃえ!」


場所は変わり九条さんちへ

光雲くんは九条さんのクレジットカードを持っている。家族じゃないのに家族カードを作ってもらったのだ。これでは九条さんに怒られるのは目に見えてる…


「光雲くん!!ただいまーーー!夕食作ってよ!」


九条さんが帰ってきた


「あー。おかりー。フライドチキンでいい?俺それしか作れないんだわ」


光雲くんは昔ちょっとだけ働いていて

フライドチキンだけ揚げることが出来る


「えーまたフライドチキン??私働いてるからいいけど毎日鶏肉なのは飽きるよー。いいよ。今日は私が作る…ってか今日もだよね!?」


九条さんのツッコミが鋭く刺さる


「あー。九条さん。九条さんのカードで新作ゲーム買っちゃったんだけどー。いい…?」


「いい?じゃないでしょ!買っちゃったってキャンセル出来ないの!?また私のカード使って…私達そもそも家族じゃないから家族カードっておかしいよね!?」


九条さんは相変わらずだ


「えー。だって暇つぶしゲームくらいしかないんだもん。いいじゃーーん」


光雲くんは悪びれることなく答える


「あー、そうだ。懸賞雑誌買ってきた?あれ応募すれば俺何か当たるかも?」


光雲くんは懸賞雑誌が大好きなのだ

そして毎回なにかしら当てる

大体しょーもないものしか当たらないが…


「ちゃんと買ってきたわよ…光雲くんほんとに懸賞だけは運いいんだから…なんか!コスメとか!ないの!!」


便乗してしまう九条さん


「あー。なんか有名なコスメあるよ。俺使わないし今回は九条さんの為に懸賞やるかー」


そう言いながらクロスワードを始めた

光雲くん。これだけは得意らしい


「光雲くん!結局今日何食べたいの?

コンビニで私テキトーに買ってくるから…カップ麺?カップ麺でいいの?」


サボりたい九条さんである


「あー。オニオンサラダ。それでいいよ俺」


光雲くんの好物はサラダなのだ

特に玉ねぎが好きらしい


「オニオンサラダだけで足りないでしょ!私もいるんだし!そもそも食べないからそんなに細いんだよ…私なんて最近フライドチキンのせいで…」


「え?俺は九条さんスタイルいいと思うけど?胸だって大き…」


「毎回毎回胸ばっかりね光雲くん…男の子ってみんなそうなのかしら…大きいとそれなりに気にするものなのよ」


「そうなのか?俺はいいと思うぞー?」


「ってか光雲くんなんでそんなに身長高いの…食べないのに…」


「俺?バイトの時に廃棄のファ〇チキ食ってたからかな?」


「いや!ファ〇チキで身長伸びないから!!私も好きだけど!しかも廃棄って…自分で買わない所は変わらないのね…」


「俺の堕落話はいいからなんか買ってきてよ九条さん。そーいえば俺らの生活って九条さんの働きもあるけど読者さんのコメント次第らしいよ?」


「ほぼ私でしょ!読者さん??どこにいるのよそんなの。いいから何食べたいか言いなさいよ…」


「俺は九条さんが食べたいかな…」


「もう私が帰ってくるとそればっかりよね…早く何食べたいか言いなさいよ」


「じゃファ〇チキ」


「あんたコンプラとかいろいろあるのよ…そんなファ〇チキばっかり連呼されると困るのよ…」


「そーなん?俺は九条さんの料理好きだからなんでもいいや」


「分かったわよ…じゃあナインイレブンのシルバーハンバーグね」


「九条さん俺いつも思うけどそれ湯煎するだけだよね??料理出来るの?」


「ファ〇チキと大して変わらないわよ!これも九条流料理なのよ。心して食べなさい」


「あー。俺はクロスワードやってるから買い物頼むなー。」


「全く…ナインイレブン近いから私が行くわよ…それより!コスメ当ててよね?」


「はーいじゃあクロスワード頑張る」


九条さんと光雲くんの生活が始まったのは

かれこれ1年前…


九条さんは23歳 普光田大学を卒業した時は22歳だった。ずっと一人暮らしをしてた九条さんの元に、傘を貸してほしいと1人の細い男の子が来た。彼は名乗らなかったが九条さんの傘に入ってきた。もはや貸してほしいのレベルではなかったが、少しファ〇チキの匂いのする大学生くらいの男の子だった。そんなこんなで九条さんちまでくっ付いてきた男の子。彼こそ光雲くんである。当時20歳 ファモリーマートでバイトをしてたと言っており当時は働き者だと思ったが…そんな成り行きで1晩泊めて欲しいと光雲くんが言い出して、ずっと一人暮らしだった九条さんは就職先が決まらない焦りがあったのか光雲くんを家に入れてしまった…


九条さんと光雲くんのドタバタライフが

今始まる!!展開はコメント次第!?


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