『 』
誰かの名前を叫んだ
最悪の目覚め
伸ばした手は虚を掴む
嘲笑うような明るい日差し
跳ね回る心臓
誰かを呼んだはずの喉は乾涸びて
耳鳴りと喘鳴
空の両手を見下ろした
どうしようもない空虚さが肺を圧し潰す
なぜか涙が一粒、シーツに染みを作った
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