「春障子」
朝。ふと目を開くと、布団の向こうの障子が。春の光をたっぷり受けて明るかった。
緩慢に時計を見れば、十時。
「あー、やっちゃいましたねぇ」
見事なまでの朝寝坊である。なのに春のゆったりとした空気に当てられてか、焦る気分には全くならない。
んー、うー、あー。と散々唸ってから起き上がると。寝乱れていたパジャマの襟を正して、布団を畳み私服に着替えて。
「朝食兼昼食にしますか」
一人誰もいない廊下に呟きは流れて消えた。
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