「食器」
あれは彼女と付き合い始めて間もなく。
「おぉ、妾のために食器を揃えておるとは」
「いえ、それズィークのです」
とりあえず違うことを説明したのだが
「元彼のものではあるまいな?」
と彼女に数日睨まれたため雑貨屋に彼女の食器を買いに来た。が
「家畜よ、これがよいぞ」
「え、まじですか」
金とか豹柄とか果ては紫色でなければ嫌だ、妾は高貴なのだと言い散らかす彼女に。
「料理が美味しく見えませんよ」
と言うと、すごすご戻した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます