「ランドセルカバー」
「家畜貴様、遊びに来やった妾を差し置き何をしておるか!」
「来年の新入生のランドセルカバー作ってるんです。ここにつまみ細工つけたいんですけどどう思います?」
「どうでも良いわ」
ふんと鼻を鳴らした彼女は見本のランドセルに興味津々で突っついたりしょってみたりしてる。というか、彼女の異常なまでのランドセルの似合い加減……! 赤でも黒でも似合う。モデルか!
私の彼女が可愛いことを確認しつつ、針で指を刺し痛かった。
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