「春の3C」
「ズィーク、わかってますね」
「もちろんです、マスター」
「……何をしておる?」
「あ、春の3Cに出す料理を作ろうかなと」
「すりぃしぃ」
「創作料理大会です」
と告げれば彼女は首を傾げる。
「学園行事だ暗黒神」
「また珍妙なものよな」
そう言うと台所の椅子に腰掛けた。見物するらしい。
「今年は製菓部門でいきましょう」
「はい!」
鍋に小豆、砂糖、塩。
「
「「待て」」
それはない、と彼女と2人で止めた。
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