序、追いすがる影

燦々

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無限荒野を差す光、その先に揺らめく影があった。それはいつしかそこに有ってそこに無かった。孤独や虚無や諦観を練り固めればこのようだろうと男は思う。しかして何故そう思ったのか、軋む体や疲弊した思考下でぼんやりと立ち上る無想へ男は引き寄せられるように意識が途切れた。そこで記憶は終わる。


暗転

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