第18話 試験結果

あれから一週間。

今日は遂に試験の合格発表の日である。と、言ってもオレはメレナの権限(?)により合格は確定しているので、どちらかというと「順位を調べに行く」が正しい。


後になって分かった事なのだが、リデスタル学園にはどうやら別校舎が近くにもう一つあったらしく、そこでも1000人程が試験を受けたらしい。即ち2000人程が試験を受けたということだ。


そこから500人を選ぶらしいので、やはり難関校と言ったところだ。その試験を合格確定で受けたオレはかなりレアなケースだろう。


ちなみに試験結果はオレが試験を受けた本校舎に載っているらしい。というわけで、今、オレはリデスタル学園に移動中である。


しばらく歩いてリデスタル学園に行くと、校門にはまたメレナがいた。

いや、なんでっ。


「よう、アーク」

「メレナ学園長、なんでいるんすか」

「なに、気まぐれだよ。それよりも見てみろって、お前の順位」


そう言われると、メレナに招かれながら掲示板の前に立つ。そこには名前が書いてある。


「ほれ、上、上」


メレナが指さしながら言うので上を見上げると、そこには一位から十位までの人の名前が書いてあった。そこには……。


「オレが……首席……?」


ここまでの物語は序章に過ぎなく、物語はここから始まる。

オレがここから、日常的で、平和な学園生活には何年もの月日が必要だなんて、思いもしなかった。





 


後書き


どうも極宮氏道です<(_ _)>

今回は第一章のエピローグ的なもので、短いです。すみません。

皆さんのおかげで一万PVを突破し、フォロワーももう少しで200人となります!感謝しかないです!これからも皆さんに良い物語をお届け出来るよう頑張ります!



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る