第10話ちょっとした恨み言

ママの病気について、親戚のほか、仲の良かったお友だちにもお話しました。

ほとんどの人がママを心配してくれて、わたしたちを応援したり心配したりしてくれて、心底ありがたかったけど。


ほんの少しだけ、こういう風に言う人たちがいました。


「そんな病気になるなんて、前世でよっぽど悪いことをしたのかね」

「そんな病気じゃ、恥ずかしいから人に言わないほうがいいよ。良かった、自分はそんな変な病気じゃなくて」


声を大にして言いたい。

一から十まで、余計なお世話!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る