ここはお前が食い止める

SEN

ここはお前が食い止める

台本:SEN  声劇2人台本(男2人) 所要時間:約10分


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配役


男1:

男2:






男1「ぐっ…だめだ!!なんだこのモンスター!はぁはぁ…勝てない…俺の邪王炎殺黒龍波も獣王痛恨撃も効かない!!」


男2「チッ…俺の技もだめだ!!効かない!せっかく練習したのに!」


男1「何の技だ?どうせお前のことだ…カッコいいやつか?」


男2「ああ…狼牙風風拳だ」


男1「あ、効かんやつやそれ」


男2「なんだと!?スキルポイント貯めてTポイント貯めてやっと覚えた技だぞ!?弱いわけがない…当たればそりゃぁもぅ」


男1「ヤムチャみたいになるよね」


男2「ならんわ!敵サイバイマンじゃねぇし!」


男1「俺たちはここで負けて死ぬんだ…」


男2「何を弱気なことを言っている!お前は大事な相棒だ!死なせはしない…絶対にな」


男1「わかった…仕方ない…よし、ここはお前が食い止める!だから俺は先にいくぅ!」


男2「まかせろ!ここは俺にっ…ってまてまてまてまてまて!おいまてよっ」


男1「え?死なせないんですよね?じゃぁオレ先に行ってもよくね?」


男2「や、あのな?言ったけども!けども2人で戦おうって話じゃん?一人で戦うとかまぁ負けるよね?」


男1「そうかー?何とか勝てそうな気はするけど?」


男2「どこをどう見て言うてるん?2人でギリギリだったよな?冒頭の掛け合いもう一回やろ?な?そしたらわかるわ」


男1「お、ぉう…いつでもきな(キリッ」


男2「腹たつわーなんでカッコつけとんねん…よし、いくぞ?」


男1「ぐっ…だめだ!!なんだこのモンスター!はぁはぁ…勝てない…俺のラナルータも魔漢光殺砲も効かない!!」


男2「何でちょっと変えた?ちなみにラナルータは昼夜逆転する魔法な?チッ…俺の技もだめだ!!効かない!せっかく練習したのに!」


男1「何の技だ?どうせお前のことだ…カッコいいやつか?」


男2「ああ…狼牙風風拳だ」


男1「それっ!ほら!もうだめじゃん」


男2「は?なんで?当てさえすれば勝ち確じゃん」


男1「馬鹿!ほんと馬鹿!バーカ!!」


男2「馬鹿馬鹿いいすぎじゃね!?ヤムチャ舐めんな?誰が声当ててると思ってんだ?アムロだぞ?ニューガンダムは伊達じゃないぞ?今度コナンの映画メインやぞ?」


男1「岩山両斬波していい?星の屑作戦していい?」


男2「うっわちょまって?なんかなまはげの化け物みたいな鬼の奴らにも囲まれたぞ!?」


男1「なまはげなのか鬼なのか、ってかなまはげって化け物だよな?」


男2「妖怪だっけ?水木先生の」


男1「そうだっけ?ウォッチのほうじゃね?」


男2「ほんまそれどうでもええわ~なぁ…なんか力…隠し持ってるんじゃないのか?」


男1「バレてたか…あんな?この姿が第一形態やねん、第三まである」


男2「どこぞのフリーザ様やな…よし、じゃ変身してくれ」


男1「や、それがな~LV52で進化するから無理やわ。ちなみに今のLV8な?覚えてる技言おか?はねる」


男2「コイキングやな?どこのモンスター?ほんと使えないなお前…」


男1「ちなみに進化と同時にでんこうせっか覚えるで?お前の方こそ何か隠し持ってるんじゃないのか?」


男2「フッ…さすが見抜いていたな……無い」


男1「無いんかい!!」


男2「あ、これ食ったら新しいスキル覚えるけど・・・」


男1「おお!喰えよ!勝てるかもしれねーじゃん!どんなスキルなんだ?」


男2「ゴム人間になるんやけどな?腕が伸びたり縮んだり」


男1「泳がれへんなるやつやそれ却下」


男2「無いか~…どうしよか」


男1「ちょっと試したい魔法あるんだけどいいかな?」


男2「ん?いいよ?」


男1「スイーツ」


男2「ちょお前なんで俺にかけっ…あぁぁぁ!!ヤバイ…みたらし団子食べたい!」


男1「よし…これは成功…っと」


男2「待って?なんで今試してん!?ぁぁああくそっポッキー10本ぐらい一気に食べたいぃぃ」


男1「この魔法は甘いものが食べたくなるやーつ」


男2「知ってるわ!ヨシヒコで見た!ぁぁあああサーティワンのアイス入ってるとこに入ってスプーンで全部食べたいぃぃ」


男1「それはちょっと贅沢すぎるな…許せん。解除!」


男2「っ!!…はぁはぁ…お前なぁ…」


男1「どうやった?俺のとっておきの魔法」


男2「今すっげーしょっぱいもん食べたい…」


男1「やろうな」


男2「だー!もぅこんなことしてるから敵にどんどん囲まれてる!」


男1「くっ!しまった…いつの間に」


男2「馬鹿やってるうちにだって」


男1「よしじゃぁここは漫才して敵を笑わせてる間に逃げよか」


男2「お?まともなこと言うね…よし…いくぞ?」


男1「ってもぅここまでが十分漫才でんがな!もうええわ!やめさしてもらいます!」


男2「お後がよろしいようでー」


男1「あ、回り込まれた…」


男2「ああ~あかんか…どうしよ」


男1「一個だけ、一個だけ禁忌魔法覚えてるんよ」


男2「おお!禁忌魔法!何やすごそうやな!?」


男1「ただな…半径20㎞吹き飛んで北斗の拳始まるねん」


男2「俺ら死ぬよなそれ?あと時代が違いすぎてわからん人もおるから!」


男1「あぁ…ジェネレーションギャップ言うやつやな…最近ほんまジェネレーションギャップ感じるはこの界隈」


男2「例えば?」


男1「キャスとかでさ?平成生まれの子と話すやんか?」


男2「そりゃ幅広いからなーSNSは」


男1「全く話噛みあわへんのよこれが」


男2「そうなんや…確かに俺も感じるなー最近」


男1「昔のアニメの話しても【なんですかそれ?】って言われんねんで?」


男2「それはショックやね…もぅ…あれやな…おじさん達肩身狭いな」


男1「せやな…帰ろか」


男2「うん…」




男1N

こうして…二人の男は現世へと帰っていったとさ…めでたしめでたし


男2「敵…どないなったん?」




FIN

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