第3話 克服をするための道Ⅱ

私は異性を見ると興奮して倒れてしまうために

克服するため、今は敦也に協力してもらっている。


しかし、敦也に協力してもらっているけど、なかなか成果が出ない。


私は敦也と恋人になれたのにまともな恋愛が出来ないのでしょうか。


敦也とデートがしたいです。


「沙織、ちょっといいか」


「何」


「よくわからないがもしかしたら……口付けをしたら克服できるんじゃないか」


「く、口付けっ!!」


「そんなに驚くような事じゃないだろう」


「口付けなんて無理よ」


「今からするぞ、いいな」


「う、うん」


敦也が口付けをしてくれる。


敦也の唇が迫ってくる……。


ダメ、ダメ、すごい興奮してきた。


敦也の唇が……。


私にはもう無理、限界でした。


私は結局倒れてしまった。


しばらくすると私は目を覚まして起き上がる。


「ごめんなさい、倒れてしまって」


「本当に気にしないでくれ、恋人なんだから」


「うん」


私は敦也と口付けも出来ないの。


敦也と口付けをしたい。


どうすれば口付けを出来るのかな。


そうだ、目を瞑れば口付けを出来るんじゃないかな。


「敦也、私、目を瞑るから口付けをして」


「ああっ、わかった」


私は目を瞑って敦也が口付けをしてくれるのを待つ事にした。


しかし、私の唇には感触がない。


これは一体どういう事なのでしょうか。


そんな事をしているとお胸の方に感触が……。


これはお胸が揉まれている。


ダメ、そんな揉んだら……。


私は目を開けてこう言った。


「敦也、何しているの……」


私はまた倒れ込んでしまった。


しばらくしてから目を覚ますと起き上がる。


「敦也、どうして目を瞑っていたのに口付けをしてくれないの」


「目を瞑ってて無防備だったからさ、お胸を触っただけさ」


「敦也のエッチ!!」


「あっははははっ」


「笑いごとじゃないの」


「悪いな、沙織の異性を見ると興奮するっていうのをちゃんと克服

させないとな」


「うん」


私と敦也でいくつかの事を試しているけど、なかなか克服出来ない。


どうすれば克服出来るのでしょうか。


本当に困っています。


このままでは敦也とデートも口付けも出来ないままで終わる。


そんなのは絶対に嫌。


どうにかして克服する事を誓うのだった。

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