五大不思議の何でも屋
@chachakotaro
何でも屋『エスリマ』
この街には『学校の七不思議』のような『会科市五大不思議』が存在する。
『空を飛ぶ自転車』、『神隠しに遭う住宅街』、『ある高校の前に立ち塞がる怪しげな女』、『不意に起きる爆発音』。
そして最後の一つは『ある時間にある場所に行き、願うだけでその願いを叶えてくれる』といったものだ。
僕はこの情報を友達から噂話として聞いた。
もちろん信じてなどいない。
願うだけで願いが叶う?
世界はそんなファンタジーにあふれているはずがない。
だが、もし、もし万が一願いが叶うのならば試してみたいと思うのだ。
*******
その噂で聞いた場所を着くと意外と神秘的な所だった。
ここは林が円状にとても大きな大樹を讃えるかのように囲んでおり、その大樹も樹齢100年は軽く超えているだろうと思われ、幹はヤスリで整えられているかのようにツルツルな感触をしていた。
確かに雰囲気はある。
僕はそう思った。
この大樹ならばどんな願いも神に届けてくれそうだ。
普段の僕が見たら、ただの木じゃん、と思ってしまうだろう。
だが、今日の僕はそんな余裕は無かった。
無神教の僕だが、今なら神にでもすがりつきたい思いだったからだ。
僕は今日、学校のヤンキーからカツアゲにあった。
今時、ヤンキー?カツアゲ?と思うだろう。
しかし、現に僕はカツアゲにあったのだ。
僕がただ廊下を歩いていたら、ヤンキーたちの肩に僕がぶつかってしまい、その謝礼金として五万円程ヤンキーたちに奪われてしまった。
その金は今日、大切な妹の誕生日にゲーム機を買ってあげようとしていた金だったのだ。
だからこそ僕は願う。
今日中にヤンキー達が奪った大切な妹のための五万円を返してくれますように、と。
…………………
なーんてな。
そんな叶うはずがない。
僕は何をしているんだろうな。
ハハッ、と笑って僕はその場から離れ、自暴自棄になりながら家に帰ることにした。
***********
『ある時間にある場所に行き、願うだけでその願いを叶えてくれる』という『会科市五大不思議』は実在する。
なぜなら、それは俺たち三人がやっていることだからだ。
俺たちはその『ある時間』に『ある場所』の大樹の中にいるからだ。
この一見神秘的な大樹は上に登ると、ぽっかりと大きな空洞があり、そこから中に入ることができる。
もちろん、この空洞は俺たちが彫ったものではなく、自然と空いていたものだ。
俺たちはその大きな空洞の中で軽く木の幹に腰をかけている。
「今回の依頼はヤンキー達から金を奪い返せだってさー」
そう言ったのは、俺たち三人の中の紅一点とも呼ぶべきであろうか、俺より一つ上の高校一年生の
めい姉は高校生でありながら、かなりの馬鹿だ。
テストの点なんかそれはそれは目も当てられないくらい酷い。
その上、物覚えも悪いし、性格も小学生かと思うほど子供っぽい。
けど、そんなダメなところばかり目立つめい姉は意外や意外、人の感情や心を読むスペシャリストだ。
めい姉は昔から異常なほど五感が優れており、相手の心拍数、言動などから嘘を見抜いたりすることができる。
最近では相手が思っていること一字一句間違えず言い合えたことさえあった。
ここまで来ると超能力といっても過言ではないのかもしれない。
しかし、俺の心を読むことはできないらしい。
何故だかは知らないが。
だけど大抵の人間の心は読めるため、この依頼も依頼者の心の中の願いをめい姉が読み取った。
「情けない奴だな。無象無象の無法者などに金を奪われるなんて」
今、言ったのは俺たち三人の中で最年長であろうメールさんだ。
メールさんはかなり細身で身長も俺と同じくらいだが、何故か超人的な身体能力を発揮することができる割とすごい人だ。
この前なんか、飼っていた熊が逃げたから捕まえてくれ、という依頼が来た時、一人で熊と素手で軽々しく格闘し、その上で捕獲してしまった。
けど、メールさんは記憶喪失らしく過去の大抵のことを忘れてしまっているらしく、俺らもメールさん自身もかなり困っている。
ちなみにメールという名前はメールさん自身が身につけていた赤い長袖のパーカーのフードに『mail』と書かれており、そのまま呼び名となってしまった。
まぁ、メールさんで一番気になるのは地毛と言い張る赤い髪の方なんだけどな。
「めんどくさいよねー。リーダーもそう思うでしょ?」
たった今、めい姉にリーダーと呼ばれた人物。
それはもちろん俺だ。
俺は
大変変わった名前でとても言いづらい。
別に名前をつけた親に文句を言う気は無いが、もう少しいい名前があったのでは無いか、とは言いたいところだ。
こうやってこの活動を細々とやっている理由の半分は俺の名前にある。
もう半分は労働基準なんたらに引っかかるのではないかと不安だからだ。
俺はこう見えても中学三年生だからだ。
「まぁ、なんにせよ。せっかく舞い込んだ依頼ですから、そのヤンキーを探すところから始めましょう」
俺は敬語でそう言った。
リーダーではあるが、この中では一応年少者であるため、敬語は必要不可欠だ。
たまにめい姉にはタメ語を使っちゃう時もあるけど。
「西沢、その無法者の手かがりは依頼主から読み取れたのか?」
メールさんが珍しく作戦会議に積極的だった。
これは俺の憶測だが、ヤンキー達と戦えるかもしれないメールさんの戦い好きの血が騒いでいるのだろう。
本当にこの人暴れ出したら面倒だからな〜。
「確かー、同じ学校のヤンキーにー、金を取られたって………………………たぶん」
そのたぶんっていうのが一番心配なんだが、と俺は心の中で思うが、そこまでの情報があれば問題はない。
さっきの依頼者の制服は『成暮高校』のものだったし、その学校はサッカー部が有名だから、ヤンキーなんてごく少数しか存在しない。
あとはそのヤンキーたちがどこにいるのかを見つければいいだけだ。
そこまで俺は思うと、ポケットからスマホを取り出し時間を確認した。
「今は16時23分。まぁ、限度は19時くらいまでですかね。誕生日プレゼントを買おうとしている店も閉まってしまうかもですからね。とりあえず手当たり次第に探しましょう。そのヤンキーたちを」
俺がそう言うと、俺たちはその大樹から外に出始めた。
その最中、めい姉が、
「手当たり次第に、って言うけどどうするの?また前の猫探しの時みたいに本当に手当たり次第に探すの?」
と、聞いてきたので、俺は首を横に振った。
「さすがにそんな時間はないですよ」
「じゃあ、どうするの?」
「手当たり次第に、と言っても場所は絞ってありますよ。二箇所ほどに」
大樹から出終わったあと、俺はスマホの地図アプリを開き、めい姉とメールさんに二つの場所を示した。
そこはこの会科市の中で潰れてしまった工場がある場所だ。
「俺の
「そこに行けば不法者達を根絶やしにできるんだな?」
「まぁ、そんなところです」
メールさんのその言葉に、おいおい別に金を返して貰えばそれでいいのに大丈夫か、と俺は思った。
まぁ、最悪な想定だと戦うことはあるだろうから、メールさんの存在はありがたいけれど、やりすぎないか心配になる。
「それでどっちから行くの?無駄足になるのだけはやだよ?」
「それは俺の勘ですが、先に行く方は決まっています。とりあえず走って向かいましょう。なんでも願い屋『エスリマ』出陣です!」
俺はそう言うと、片方の場所を示した。
この決断には絶対的な確信が俺にはあった。
*********
その成暮高校のヤンキーが集まるとされる廃工場はネジを作っていたらしく、地面のそこら中にネジを落ちていた。
おそらく工場が潰れてからそのままに放置してあったのだろう、俺はそこに着いた時に察した。
着いたは良いもののヤンキーたちがいるかいないかの判断をするのが難しい。
工場は思ったより広く、ネジ以外にも放棄されている工具やらが入っている棚のようなものや見たことがない機械などがずらりと並んでいる。
その上、この工場は二階建てらしく、全体を探すのに30分は簡単にかかってしまうだろう。
着いたは良いもののどうするか、と俺は思っていると、
「なんだこれは?」
と言って、メールさんは地面に落ちていた錆びついたネジをまじまじと見ていた。
メールさんは記憶喪失だから仕方ないかもしれないけど、割と大人なはずのあなたがそんな感じはまずいよ。
子供じゃないんだから。
と、俺は思っていたが、隣にもっと子供っぽい人がいるのを忘れてた。
「りぃ〜〜〜〜だぁ〜〜〜〜〜〜。つかれた〜〜〜おんぶして〜〜〜〜」
と、めい姉がすがりついてくる。
なんで中学生の俺が高校生のめい姉をおんぶしなくちゃいけないんだよ。
身長だって同じくらいなのに。
俺は無理矢理にでも俺の背中に乗ろうとするめい姉を抑えながら、メールさんにねじの説明をする。
なんだこの地獄絵図、と俺は思っていると廃工場の奥の方から数人の人影がこちらに向かってきた。
「おいおい、なんだお前らは。『成暮高校』のシマで何してやがる」
と、やってきた数人の人影、いや俺たちの目的である『成暮高校』ヤンキーたちだった。
着崩しているとはいえ、依頼主と同じ制服だった。
しかし、彼らは俺たちがシマ(縄張り)に奪いにきたと勘違いしているらしく、鉄パイプやらメリケンサックやらを装備してこちらにやって来ている。
おまけに「女連れてかっこいいとこ見せようってか?」とか「なんだ弱っちそうな奴らだな」などと煽りやら罵声やらを浴びせてくる。
まぁ、典型的なヤンキーって奴だな、と俺は確信を持った。
「お前らに聞きたいことがある。今日、お前らは同じ学校の奴から金を奪ったか?」
俺は今にもヤンキーたちに突撃しそうなメールさんを右手で静止させつつ、目の前にいる有象無象たちに問いかけた。
少しの沈黙の後、ヤンキーたちは馬鹿にするように高い笑い声をあげた。
「ぶわはははははははははははははははははは!!!!!くっだらねーな、お前ら。そんなことのためにここまで来たのかよ。笑わせるにしても限度ってもんがあるだろーがよぉ!!!!!」
一人のヤンキーが言った。
依頼主のことも俺たちのことも馬鹿にするかのように。
中には笑いすぎて座り込んでいる奴もいた。
こいつら馬鹿かよやアホすぎるだろ、と笑っている。
なんなんだよこいつら。
人の考えを思いを全く理解していないくせに。
「お前らぁあああ!!!」
俺は叫んだ。
ここ最近で一番大きな声だったと思う。
その声にヤンキーたちは一斉に笑い声と動きを止めた。
「人の思いを踏みにじって良いと思ってんのかよ!!ふざけんな!!!」
俺の声は工場全体に伝わり、こだまして何度も繰り返される。
何度も、何度も。
いつも間にかさっきまですがりついていためい姉は俺から離れて、地面に寝転がって寝てしまっている。
メールさんは俺の腕に抑えられながら、こちらをじっと見ている。
少し恥ずかしくなった俺はやや顔をうつ向けた。
もう数十秒、廃工場の中は静寂が続いている。
今の俺にはメールさんを抑えている右手の感覚しか五感で感じることができない。
しばらくしてようやく声がした。
「ああ、思ってるぜ」
ヤンキーの一人が再び馬鹿にするような声で答えた。
その言葉に乗じて、ヤンキーたちは笑い出した。
あーあ。
こいつら言葉の通じない馬鹿か。
こういう奴が一番嫌いなんだよな、俺。
あの馬鹿のめい姉でさえ、言葉は通じる。
記憶喪失のメールさんだって、言葉は通じる。
なのに、このヤンキーたちは言葉は通じない。
俺は俺自身を責めた。
こんな奴らに言葉が通じると思ってしまったことを。
そして、静かに憐れみという感情がせり上がってきた。
俺は確かに言葉で止めようとしたぜ、と心の中で思うと、ゆっくりとメールさんを抑えていた右手の力を抜いた。
その瞬間、待ってましたとばかりにメールさんは走り出した。
さっきまで立っていたまるで爆発したかのようにコンクリートの床が穴が空いていた。
その勢いに怯んだのか、有象無象どもは一歩も動けない。
その隙にメールさんは一人二人となぎ倒していく、
メールさんの体重の2倍近く差があるだろうヤンキーを軽々と。
一人また一人と簡単な正拳突きで倒していく。
俺たちはそんなメールさんに圧倒されるだけだった。
そしていつのまにか残りのヤンキーはたった一人となってしまっていた。
「なんなんだよ。お前ら。一体何が目的なんだよ!!」
ヤンキーは怯えながら後ずさり、生まれたての子鹿のように足が震えていた。
声を聞く限り、ずっとヤンキーたちのリーダーのように振舞っていたのは、こいつだろう。
メールさんはそんな様子のヤンキーにはぁ、とため息をついた。
「最初からリーダーが言っていただろう。さっさと奪った五万円を返せとな」
「わ、わかった。だから俺だけは見逃してくれ。頼む」
ヤンキーは慌てて財布を取り出し、五万円を取り出した。
その五万円をメールさんに突き出しながら、怯えている。
さっきまで握っていた鉄バットはコロコロと遠くに転がっていっている。
もうこれでは抵抗も何もできないだろう。
俺はその様子のヤンキーに少しいいことを思いついてしまった。
「メールさん、俺ちょっとそいつと話がしたいからちょっといい?」
俺はヤンキーとメールさんの側まで近づくと、ヤンキーの手を取った。
そのままヤンキーの腕を俺の肩に乗せ、無理やりヤンキーの体を持ち上げた。
「えーっと、お前の名前なんていうんだ?」
「…………は?」
「いいからいいから」
「
「まことっていうのか!いい名前じゃんか」
「はぁ……………」
「じゃあ、まこと!ちょっと外に行こうか」
俺はそう言うと、そのまことを連れて廃工場の外に出た。
*********
私はぼんやりと目を覚ました。
多分だけど、この廃工場に来るまでで疲れてしまったから、寝ちゃっていたんだろう。
たぶん昨日寝るのが遅かったのと、集中して依頼主の考えを読んだから疲れちゃったのかな。
遠くからリーダーの声がする。
暗い声で何か言ってる。
まだ眠たいからなんて言ってるのかはっきりとは聞こえないな。
でも、優しいリーダーのことだから、きっと大丈夫だよね。
もう一眠りしようかな。
*********
リーダーと鈴木真琴が外に行った後から数分ほど経った。
リーダーが外に行く時、どこか怖さを感じた。
圧倒的な力のような感じではない。
俺は記憶喪失らしいが、なんとなくでわかる。
あの怖さは感じたことのない怖さだ。
ガタッと廃工場の引き戸の方から足音が聞こえた。
「すみませんね、メールさん。待たせてしまって」
リーダーと鈴木真琴という名の無法者が肩を組みながらようやく戻ってきた。
だが、鈴木真琴という男はもはや無法者と言える様子ではなかった。
たった数分でかなり憔悴しきっており、まるで魂を吸われてしまったかのようだった。
「ああ。大丈夫だ。ところで……」
と、俺がここまで言った時、リーダーが食い気味で、
「あーあ、まだこんなところで寝ちゃってて。全く勘弁して欲しいですよね」
と言いながら、肩を組んでいた鈴木真琴という男を捨てるように手放し、西沢のところへ駆け寄った。
鈴木真琴という男はそのまま受け身もとらずにその場に倒れこんでしまった。
「あ、ごめんなさい。メールさん、何か言いかけました?」
と言ったリーダーはやれやれと口で言いながら、西沢を持ち上げ、ここについた時に懇願されていたおんぶというものをしていた。
本当はこういう風景を微笑ましい、と言うのかもしれないが、俺はそれどころではなかった。
「いや、なんでもない」
俺はそう答えるしかなかった。
「じゃあ、依頼主にお金返しに行きましょうか」
*********
なんでも願い屋『エスリマ』には重要な方針が二つある。
一つは願われたものは可能な限り叶えること。
そしてはもう一つは願った人に正体がバレないように叶えること。
この二つ目がかなり難しい。
俺たちはサンタクロース。
サンタクロースと思えば、都合が良い。
例えばサンタクロースがプレゼントを置く時に子供に見られてしまったら。
おそらくその子供の夢を壊してしまうだろう。
それと同じだ。
『会科市の五大不思議』とまでなったこの『ある時間にある場所に行き、願うだけでその願いを叶えてくれる』という不思議を壊してしまうわけにはいかない。
「任せましたよ、メールさん」
「ああ、任された」
そして、今日も願いを叶える。
*********
「はぁ……………」
僕はため息を吐きながら、家に帰っていた。
あそこで願ったあと、僕はいろんなお店を回った。
所持金はもう一万もなかったが、大切な妹に誕生日プレゼントを贈るために、大切な妹が欲しがっていたものをあげるために。
だけど、どの店でも一万円以下で買うことはできなかった。
「はぁ……………」
僕は再びため息をついた。
妹にどんな顔をして会えばいい。
もう家はそこまで迫っている。
また今度あげるからといって誤魔化すか?
いいや大切な妹の誕生日に嫌な思いはさせたくない。
僕はそんなことを思っていると、もう家に着いてしまった。
そしていつものようにポストを開け、郵便物を確認した。
「あれ?」
そこには何も書かれていない茶封筒が入っていた。
郵送されてきたものではない。
何かおかしなものでも入っているのか?
そう思いながらも、僕は恐る恐る茶封筒の中身を見た。
「…………え!?これって」
茶封筒の中には一万円札が五枚、つまり五万円が入っていた。
僕は思わず二度見、三度見してしまう。
しかし、何度見ても中身は五万円で間違えはない。
誰かのイタズラか?などと僕は思っていると、五万円の他に一枚の手紙が入っていた。
『妹さんに誕生日プレゼント買ってあげてね』
と書かれていた。
そして、最後の行にはあの大樹だろうか、それをイメージした絵が描かれていた。
僕は思わずその場に座り込み、ありがとう。ありがとう、と何度も願ってしまった。
声に出さない方がこの感謝の気持ちは届くと思ったからだ。
「確かに届いているよ」
僕は思わず後ろを振り向いた。
背後から声が聞こえた気がしたからだ。
若い女の子の声。
そんな声が聞こえた気がしたんだ。
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