夢の礫
夢の
透明な彼方の
どこまでも哀しそうに跳ねていくのです
あなたがセピア色の声に振り返るたびに
彼らはいつも夜の肌に注がれて
風に折れた薔薇のように
やがて冷たい朝を迎えます
信じることの歓びを
そっと 枕に添えましょう
夢を愛したあなたの空を
小さく 懐かしがりましょう
芽吹きの薫る静かな夢で
お逢いしましょう またいつか
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