夢の礫

夢のつぶて

透明な彼方の宇宙そら

どこまでも哀しそうに跳ねていくのです

あなたがセピア色の声に振り返るたびに

彼らはいつも夜の肌に注がれて

風に折れた薔薇のように

やがて冷たい朝を迎えます


信じることの歓びを

そっと 枕に添えましょう

夢を愛したあなたの空を

小さく 懐かしがりましょう


芽吹きの薫る静かな夢で

お逢いしましょう またいつか



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る