廃墟の負け犬

貝の覚えたの末に

髑髏どくろの肌が流れ込み

小高い丘に転がりて

眼窩がんかを千切る夢の君

吠え出しそうな口許くちもと

いつか還らむ血のわだち

「勇気を焼いて果てよ」とて

かびの声刺す この私

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