第13話 転生して最強になった。
――何度目だろう。
年金事務所に来るのは。
これがもし、転生系ラノベ主人公だったらそろそろ強くてニューゲーム無双なのだろうけど、半べそかいてる状態で。年金事務所の受付の人もさっきの人でと告げると今度は誰でも同じとは言わずにお待ちくださいとだけ。
年金事務所のさっきと同じおじさんにまた会いに来た。「がんばったね」っとおじさんに言われるとさらに涙が溢れてきた。
書類を確認した年金事務所のおじさんは
「うん、一通り揃ってるから、もう申請までしちゃおう」
そう言っていろんな書類を確認し始めた。
私はこれ書いてねっと言われた厚生年金での年金請求書を書き始めた。
年金事務所の営業終了30分前だったため、担当のおじさんが申請用に動き始めたことで、事務員さん達がいろいろな確認作業をバタバタと動き始めた。
おじさんは、ひとつひとつ確認して、
「これとこれと確認。うん!OK 確認ポン」
そんな言葉を繰り返して判子をおしていく。
私は半べそかいている。おじさんは私に優しく進めてくれた。
「あとここ、簡単でいいから困ってることを一言書いてもらえるかな?」
簡単でいいと言われても混乱してる頭でボーっと見つめてると
「人と上手く話せなくて困ってますとかでもいいから」
そうおじさんに言われて、考える頭も動かずにそのまま記入しました
人とうまく話せなくてこまっています。
(この時点で泣きながらなので実際話せてなかった)
申請の書類は出し終えたものの、年金事務所側の確認作業が終わらないまま営業終了時間を迎えた。終わらない確認作業に、ああ...この人たち私のせいで残業してるっておもったらさらに泣けてきた。
すみません・・・こんな私のせいで。
すみません。
「はい おっけー」
そういうと一枚の紙を出してきた。
「これがね受付の控えね」
その紙には年金請求書を請求を受付しましたよ。
審査結果には3ヶ月ぐらいかかるよ。
そこから支払われるまでにおよそ50日かかるよ。
お問い合わせはここにしてね。
っという内容のかいてある紙だった。
そして年金事務所のおじさんは最後に日付を書いた
―― 令和元年7月19日。
申請を考えてからおよそ4ヵ月。
「ありがとうございました」
感謝と達成感でいっぱいになりながらそう告げて年金事務所を後にした。
その日はもうずっと頑張ったから誉めて!とばぶばぶしていた。
そして 令和元年9月12日
2級で受給が決定しました。
続いて、
10月15日はじめての振込みがされました。
とりあえず2年という期間。
生きてることでちょっと得があるのかな?
そう思って、生きること。少し頑張ろうと思いました。
おしまい♪
あとがきに続く!
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