第5話 悲報、診断書出ず。困難な道をみる。
受診状況等証明書をどうにか書いてもらいたいお気持ちを胸に
新しい先生とのご対面の診察日。
なんだかやたら笑顔で話しかけてくる先生に最初から申し訳ないのですが障害年金を考えていて受診状況等証明書を書いてほしいんです。
「えっと。パニック障害では申請できないよ?」
え・・・?
「私、パニック障害じゃないです」
先生はパソコンをみつつ。
「でもパニックって・・・」
先生はパソコンをみつつカチカチとカルテを遡っている。
前回の診察で人ごみで息苦しくなって休んだことはあったと先生に言ったことがどうやらカルテにはそう書いてあったらしい。そしてそれをみた先生は私のことをパニック障害だと思いこんで話をすすめてくる。
これだから先生の変更はややこしい。そして息苦しくて座り込んでたぐらいでパニック障害だといわれたら、パニック障害で苦しんでる人たちに申し訳なさ過ぎるし、ああ、この一年半の診察はすべてなかったことになるのだろうか。
「わ゛た゛し゛ パ゛ニ゛ッ゛ク゛じ゛ゃ゛・・・な゛い゛で゛す゛う゛!」
悲しくて、泣きながらそう訴える私はある意味十分にパニック状態です。
くそーーー!先生2号!くそーーー!ありがとう撤回してやるううううわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
障害者手帳の時は双極性感情障害で診断書を書いてもらった事やら受診状況等証明書を書いて欲しいこと診断書を書いて欲しいことなどをえぐえぐしならが伝える。
泣きながら話してたので伝わったのかはわからないけど。
「まあね、とりあえず診断書を書くにはね僕のほうで3ヶ月ぐらい見させてもらえないとね、嘘はかけないからね。まぁ病名はともかく、日常生活にどのぐらい困っているかのほうが重要だから」
3ヶ月・・・。ああ結局診断のやり直しなんだ。そう思って嗚咽が止まらなかった。
そしてなんとなく診察はおわり、待合室で高ぶった感情を落ち着かせようとタオルで顔を覆いつつ深呼吸をした。
すると、先生が診察室から出てきて
「ごめんね、なんか他の病院にかかっていたことがあるみたいだね。たぶんそっちで初診の証明してもらわないとだから。あとね簡単でいいから職歴とかのメモもらえる?簡単でいいから」
っと預けたはずの受診状況等証明書の記入用紙を返されてしまった。
おそらく、私のカルテをようやくちゃんと最初から見たのだろう。
とりあえず現状を一応確認してくれたようで少し安心する。
そして前の病院を訪ねないといけないことも。
それにしても私のカルテ一体何が書いてあるんだろう。
つづく!
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