第2話 一護とデート
私は目が覚めて起き上がると時計を見る。
時計をじっくりと見ると午前10時を過ぎていた。
「嘘でしょ、一護とのデート完全に遅刻じゃない」
私はパジャマを脱ぐと急いで衣服を着ることにした。
衣服に着替え終わると私はドアを開けてお部屋を出るとドアを閉めて
一階に降りた。
そのまま玄関まで行くと靴を履いて玄関扉を開けて外へ出るのだった。
私は急いで某駅の改札に行くため、走って行く事にした。
急いで私は走っているけど、某駅まで時間がかかる。
しばらく走っていると某駅が見えてきて改札に行く事にする。
改札に行くと……一護の姿がない。
一体どうしたんだろう。
もしかして待ってたけど、もう帰ったのかな。
時刻を見るともう午前10時30分を過ぎていた。
さすがに一護は帰っているよね。
せっかくのデートが台無しになっちゃった。
私は仕方がないので自宅に帰る事にする。
すると後ろの方から声が聞けてくる。
「楓、楓~」
私は後ろを振り向くと一護の姿を見つける。
一護に駆け寄ると私はこう言った。
「ごめんなさい、遅れて、本当にごめんなさい」
私は一護に頭を何度も下げた。
「そんな気にしないでくれ、楓はちゃんと来ると信じていたさ」
「うん、でも随分待たせた……ごめんなさい……」
私はすごく悪い気持ちになっている。
一護は余命一年しかないのに一分も一秒も無駄にできない。
とんでもない事をしているように感じた。
「本当にごめんなさい、一護は時間を無駄にできないのに私ったら、ごめんなさい……」
私はとうとう目に涙を浮かべて泣いてしまった。
「楓……なんで泣くんだ?」
「だって、一護は……人生の残り時間が少ないのに私は……」
「楓、そこまで考えていてくれるのか」
「一護との出会い、そして、こうして恋人になれたからにはちゃんとしたいの」
私はまだ泣いている。
すると一護はこう言ってきた。
「ありがとうな、楓」
一護は私の頭を撫でてくれた。
「さっ、楓は泣いているより笑顔が似合うよ」
「うん」
私は泣き止んで笑顔で笑う事にした。
「今日は何処か行きたい所があるのか?」
「ううん、一護と思い出を作れるなら何処でもいいよ」
「よし、わかった、楽しいデートにしような」
「うん」
これから一護とデートが始まる。
どんなデートになるのかがドキドキしているのだった。
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