　『闘士ゴーディアン』視聴最大のハードルは「とにかく長い大河ドラマ」だということ。各話にちりばめられた伏線の回収が少しずつ行われるので糸を辿るのが大変なのだ。

　配信等で見やすくなったとは言え、これではBlu-rayBOX発売までに購入希望欲を上げるのは難しい。というわけで、私の独断で速習リストをあげてみる。

　第１部は幸い総集編回である１８話「危機一髪・ヘルロック」を見れば大体のことは分かる。補強としてマドクター側メインの９話「恐るべしマドクター総統」、本作の背景設定が語られる１４話「燃える巨星の謎」を薦めたい。

　次にダイゴの成長、ゴーディアンのパワーアップ回である２０話「星空の対決」２１話「秘闘・マウンティホーン」の前後編。

　ヴィクトールタウン決戦の前後編、２６話「決戦・ビクトールタウン」２７話「生命（いのち）の砦サントーレ」。

　第２部のセレクトはダイゴの正体が皆に明かされる２８話「遥かなる勝利への道」、話のレベルが高く背景設定も分かる３５話「孤塁サントーレ」、マドクターの背景が明かされる３７話「マドクター六千年の謎」、新基地お披露目の４１話「情無用の用心棒」、ダイゴの母が登場する４２話「面影のマダムクィーン」、ダイゴの隠された設定が明かされる４３話「陽はまた昇る」。余裕があればレベルの高い内容の４５話「イクストロン謎のパワー」もおすすめしたい。

　話が大きく動く第３部は、伏線回収回の５２話「太陽のすかし」、イクストローム星人と出会う５４話「暴かれたドグマ星間戦争の謎」、中盤からの総集編回である５５話「大いなる遺産」、キーアイテムの発見回である５７話「驚異の宇宙船アノー号」、形勢逆転とダイゴの成長が語られる前後編の５９話「竜馬暗殺」６０話「暁の誓い」、マドクター総統との決戦回である６３話「死闘ゴーディアン」、地上戦に決着が付く６６話「新たなる出発（しゅっぱつ）」。

　宇宙に出た第４部は最終回のその後が語られる６９話「次元谷の怪物（モンスター）」、最終回二部作の７２話「決戦ゾーン９９９９」７３話「栄光の超宇宙」。番外だが出来のいい７０話「失われた希望惑星」もおすすめしたい。

　このセレクトはストーリーの流れと主人公ダイゴの成長に的を絞ったものなので、多彩なレギュラー陣の物語やゴーディアンの武器カタログ、バラエティ豊かな闘獣士といった魅力は拾えていない。気になった人は是非各話を見て欲しい。

　それでは短いが今回はこの辺で。