第三章 ゴーディアンよもやま話

3-1.雑誌『宇宙船』でのゴーディアン

 この章からはフリートーク形式で、ゴーディアンに関する話題を語っていく。ネタによって長さが安定しないと思われるが、ご了承いただきたい。


 今回は先日ツイッターでフォロワーからいただいた情報で興味深いものがあったので紹介する。

 現在ホビージャパンから発売されている雑誌『宇宙船』。その1980年の創刊号(当時は朝日ソノラマ刊行)に、ゴーディアンに関する記事があった。

 「80年代の特撮シーンについて大いに語ってもらおう!!」という対談。タイトルこそ特撮だが、アニメについても取り上げている。

 メンバーは石田一、勝田安彦、開田裕治、中島紳介、竹内義和。司会は聖咲奇。

 ガンダムについての話題が出たところで、聖咲奇が新番組ゴーディアンについて尋ねる。「いろいろな説明無しでいきなり始まったり」するところにガンダムの影響が見られる、「ガンダムのある形をもうひとつおしつめるとああいう重量感のあるものになるのではないか」というのが聖咲奇の見解。中島紳介は第一話の引きについて触れ、「これからどうなってしまうのだろう」という興味の持たせ方は一つの進歩だと思う、その意味では面白かったと好意的。開田裕治は「ロボットは実にタツノコらしくて、格好の良さの美学みたいなものがぱーっと出ていて、非常に面白いなと思った」と褒めている。

 この話題には絡んでないが、竹内義和は『ママとあそぼう・ピンポンパン』を推しているのが当時から独自の視点を持っていて面白いと思った。

 なお聖咲奇は後年、山本優シリーズ構成のアニメ『亜空大作戦スラングル』に脚本家として参加しており、この対談でゴーディアンに好意的なのも縁を感じる。

 『亜空大作戦スラングル』については現在CSで視聴中なので、視聴終了後に感想を語る予定である。


 次回はやはりツイッターで話題になった、ゴーディアン各回の止め担当ロボについて語る予定だ。

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