第28話 日々のお仕事 5
美樹に告白し、その翌日にはご両親にご挨拶もした。
三河に話したら"次は式場だな"と言われてしまったが、それだけ真剣に考えてるということです。
年齢的にも実家に帰るといろいろ言われるし、何より美樹にも将来を見越した付き合いをしたいと意識してほしかった。
けどなぁ『俺って重い・・・・』もしかして。。。。
そんな事を考えながら会社に向かって歩いてると
「相原さん おはようございます!」
と妙に元気な川原君
「おっ おはよう 朝からテンション高いね 何かあった?」
「ふふふ 昨日前に相談した幼馴染の姉さんに告白してOKしてもらったんです」
「それはおめでとう!!長年の想いが届いた感じだね」
「はい 相原さん達のおかげです。
お二人を見てて、僕ももう一度告白してみようって気持ちになれたんです。
本当ありがとうございました」
「いやいや 俺は何もしてないし。
それに俺の方こそ色々とアドバイスしてもらっちゃったからね。
おかげで俺も美樹と付き合えることになったよ」
「えぇ! 相原さんこそおめでとうじゃないですか。流石です!!
今度彼女達も誘って食事とかカラオケとか行きましょうよ」
「そうだねw」
会社についてそれぞれのフロアに移動。
まだまだ話足りないところではあったけど、今日は水曜の定例会に向けて川原君とも打合せがあるしね。とりあえずは仕事しなきゃね。
「相原さん 資料更新したので後でチェックお願いします」
と木村さん
「ん 了解! 上手くできた?」
「多分大丈夫だとは思うんですが。。。」
「まぁ最初だしわからなくても仕方ないよ。
一旦チェックするから後で打合せな」
「はいわかりました。」
新人二人に任せたプロジェクト。
作業手順書作るのを任せてはみたけど上手くできてるかな?
とりあえず、午前中でチェックして午後時間見て打合せだな。
「おい 相原」
「なんだ三河?」
「・・・なぁ一応俺この課の課長なんだけど。。。(まぁいいか。。。)
さっき部長から新規のクライアントの話があったんだ。
要件伺いに行くからこの後付き合ってくれるか?」
「いいよ 課長殿。で、どんな案件?」
「雑だな。。。
システム管理のアウトソーシング絡みの話をメインに将来的なクラウド移行
に関した話らしい。会社の規模はそれ程大きくないらしいけどな」
「了解。行くとき声掛けてな」
ということで、三河と部長のところにヒアリング。
案件自体はそれ程複雑ではなかったので、俺と三河で対応することとなった。
ただ雑談で意外と長引いたので、午前中は打合せと新人の作った資料のチェックで終わってしまった。そして昼休憩
例のごとく屋上でまったりと食事をしていると、美樹からメッセージが来た。
[今日は職場のチームみんなでランチです]
チームのメンバだろうか?食事を囲んで女性ばかり5人の写真も送られてきた。
[かなめさんも同じチームなんだね
こちらはのんびり屋上で日光浴しながら食事してますよ]
[天気良いですもんね。
そういえば、かなめも昨日幼馴染の子に告白されて彼氏が出来たんだって
何だか今日のかなめ ずっとニコニコしてて凄くかわいいの!]
[へぇ~かなめさんクールな感じだったから意外だね。
彼氏とかも居そうだったのに それにしても幼馴染かぁ~
俺の後輩も昨日幼馴染に告白してOKもらったって妙にテンション
高くなってたよ]
[そうなんですね 同じような人いるもんなんですね]
[だね。ところで今日は何時ころ終わる? 新宿辺りで会わない?」
[は はい。18:00過ぎには終わると思うので、終わったら連絡します]
[了解。じゃまた後でね!」
いつもの昼休みもこういうやり取りがあると何だか新鮮だな。
それにしても"昨日告白で幼馴染"ってまさかねぇ~
午後は川原君と打合せ。時間はたっぷり1時間半確保!
真面目に1時間くらいサイト運用の方向性の話しや総務部のかかわり方など話しをした。
今週の打合せは川原君も参加だ。
で、残りの30分は、朝の話の続き。まぁお互い彼女への惚気話しでした。。。
その後は、木村さんと手順書の打合せ。
思った以上によく出来ていて指摘箇所も少なめだった。
中々優秀だ。もう一人の今村君には設定する機器の環境定義書を作るよう指示してたけどあっちは大丈夫なんだろうか・・・
ということで、今日の営業時間もあと少しとぼんやりしていると美樹からメールが届いた。
[予定通り18:00には終われそうです。どこで待ち合わせますか?]
[了解。じゃこちらもそろそろ切り上げるよ。西口地下の交番前あたりでどう?]
[わかりました 地下ポリですねw]
土曜から毎日会ってるけど、それでもやっぱり会いたいんだよなぁ~
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