第16話夜をことわりて

砂上の道筋 アナタと共に描いた

ありきたりな光景、とぷりと沈んで

希望に酔って破壊された今の苦しみは

思い出という鮮やかな色に変われるのだ

落ち零れた雨が甘い飴に見えたは

楽に逝く為の蜃気楼でも、周り巡る視界は

ちかちか 近々と、夜をことわりて一閃

描嗄れて云った、歩むべきと 未知数が導く

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