第10話遅刻、

夢占いなんて信じない

低く空を架ける曖昧なモノ騙り

うんざりと去る血上 知黙り、

物憂げな友情は健在だった。

何故忘れられないのか、

新婚の玄関は愛変わらずに、泡を吐く恋が滑る

さも当然に、懐かしく 有る我侭を還す扉絵

ほらまた降らない雨に嵩は増え、

見つからない傘に右往左往遅刻する、

うんざりと朝を迎える。

夢に囚われ続ける。

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