第10話「一夜」
あの頃 夜通し仲間とコンビニの前に たむろして夢を語り合った
喜怒哀楽
その様々な色味を帯びた言葉たちが、その夜には溶け込んでいた
そんな夜が完璧過ぎたから、永遠に続くわけがないと察した。
もうみんなは いないけれど
夜が明け、朝日が昇るのを
僕は今でも一人で待っている。
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