第51話
「では光の加護があらんことを…」
私はそういうとその場を後にした
「…全く、素直じゃないな。影の子孫は」
…
「お、お前!部屋にいないしどこに行ってたんだよ!アナ!」
部屋の前の廊下でユノに遭遇した
「あらっユノ王子ではありませんかどうかされました?」
「どうかされました?じゃねえよ!!毒で倒れたって聞いたぞ。しかもレオンが運んだと聞いて慌てて」
慌てている様子で私の肩を掴んできた
…正直ちょっと痛い
「大丈夫ですよ。彼はこんなことで騒動を起こす方ではありませんし」
「昨日いきなり斬りかかられた奴に言われても説得力ないぞ」
「これでまぁ…おおよその見当はついたので」
「犯人が分かったのか?」
「いいえ、ですがレオンが犯人でないことは確信できましたよ」
「は?どうしてそう言い切れる?」
「起きるまでそこにいてくれたから、小さいときから変わらず優しい子でした」
「お前のことを彼に話すわけにはいかないのか?」
「…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます