第11話
「ありがとう」
そういって笑った彼女はどこか寂しそうだった
気を張り続けていたのかそのあとすぐ眠りについた
「ユノ王子。先ほどの話が本当なら…彼女は祖国を裏切ってまで自分たちの弱点を晒したことになる…このことが他の兵士に知られれば…婚約どころでは」
「婚約の日までの7日間必ず守る。そのためにお前がいるんだろう?情報操作はお前の得意とするところだろう」
「えぇ…ですが陛下にはなんとお伝えするおつもりですか」
「吸血鬼の館にて、銀髪の少女を保護した…と伝えておけ」
「承知いたしました」
そういうとフクロウの足に陛下へあてた手紙を括り付け飛ばした
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