第4話


「ただ大臣は内政に大きく自身の勢力を拡大つつあります」


「ヴァンパイアに私を売ったのは大臣か?」



「いえ・・・そこまでは分かりません」

まぁあの大臣がそこまで器用なことをできるとは思いませんけどとつぶやいた


「まあいいわ。しばらく泳がせておきましょう。」


「御意。姫様はこれからどうするのですか」



「私は光の国にとどまり人間の作戦に便乗させてもらうわ」



「恐れながら姫様その作戦とは…」


私は先ほどの会話をクロードに聞かせた


「なっ…姫様それは…」


「本物だとばれればまた狙ってくるわ。今度はヴァンパイアと手を組んで、それならいっそ寝込んでるなり、行方不明なりして私がいない間貴方が弟のサポートしてあげて、勿論私のことは弟にだけ伝えて」


「承知いたしました。それからこの薬をお持ちしました」


烏の足首に括り付けてあった薬を私に渡した


「ありがとう頼んだわよ」


「御意」


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