第3話


ベランダに出ると…草原を覆うように深い森が囲っていた


「逃げ場なしか」




「さて…」


私が人間には聞こえない音の指笛を吹いた


「ご無事でしたか姫様」

一匹の烏がこちらに飛んできた


「貴方も無事でよかったわクロード」


クロードの分身である



「私はここの人間に助けられたようだ」


「姫様、ご報告が」



「…そう。やはりこんなことをしてくれたのは大臣か」

あの日、影からの呼び出しで向かった先で起きたこと背後から何者かに襲われたという事実

「えぇ。姫様が今寝込んでいると風潮したのも彼でしょう例の影は処分いたしました」



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