知床の雄大な大地


わたくしは

いつも

朝に

シャケを食べます

けれど今日はぶどうを食べました

申し遅れました

わたくし熊です

熊が喋るのかって?

「あんたばかあ?」

エヴァだって見ている

うそうそ

さすがにエヴァは見ていない

エヴァを見ている熊なんて北海道には一頭もいない

それが真実

ここで突如、詩人のH氏が登場

H氏の右手にはA利なナイフが収められている

というかH氏、自身がまるですれ違う何もかもを傷つけてしまうナイフのような存在だと主張している

自称で端から見れば家庭ゴミの分別すらまともに出来ないろくでなし

「ひとりでできないもん!」

ゴミ袋を前にぷいっと横を向いた

全然、可愛くない

こんな奴とっとと抹殺した方が世のため人のためである

酸素だって無限にあるわけでは無いし

「………っていうかさ、熊とかどうなっちゃったわけ?」

読者からの問いかけ

ああ多分、肺呼吸をしているよ


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