いつか晴れた日に


「みんなが幸せでいられたらいいのに………」

そう願う瞳のまっすぐさは

語った言葉の内容とは裏腹に狂気を帯びていた

きみは

もっと壊れればいいよ

もっと壊れて

もっともっとこの世界にがっかりして

絶望して

星は嘲笑っているかのように映って

信じていたものが

信じていたかったものが

木端微塵に砕け散った時

わたしは

何も言わずにきみと同じ椅子に並んで座り

視線を合わせず

黙って向こうを見ていたいんだ

その時はきっとお日様がポカポカしている筈さ


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