詩人
詩をね
書かなくてはいけないね
何故ならわたしは詩人だからね
旅人は旅をするだろう
コメンテーターはコメントをするだろう
木こりは木をこるだろう
それと同じ
詩人は詩を書くべきだろう
それは当たり前のこと
でもこの世の中で当たり前のことなんてまず疑ってみるべきだけどね
詩人は詩を書く
『パンナコッタが手淫をしました、場所は大草原』
でもこれって本当に詩なのかね?
誰にも断言不能
「これって詩なんですか?」
真顔でそう尋ねられたら
はいそうです
と
正々堂々と答えれば良い
どうせ誰にもわかりはしない
自信満々に裏がありげにこの自分の言うことに疑問を抱くなんてあんたは頭がおかしいのではないか? という態度を徹底していれば支配されたがりの馬鹿な民衆などころりと騙せてしまうのだ
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