第137話 お子さんを引き渡された方へ
何と言葉をお掛けしてよいか、どんな言葉が適切なのか、それぞれに状況が異なり何が最善かは未だに分かりません。
ただ一つ言えるのは、引き渡しですべてが終わるわけではないこと。
引き渡しと同時に、面会の約束が必要です。裁判所で調停条項として確約させることが重要です。
もし守られなければ、調停になります。うちの場合、調停条項で決まったにも関わらず、住居侵入弁護士に法律の知識がなかったのか、守られず三年間調停が続きました。
いつか手元に戻るかもしれません。裁判所の理不尽さを離れて、次は自分で親を選択する時が来るでしょう。
しかし、それもゴールではありません。
それぞれ人生の形は違い、第三者から見た正解がある訳でもありません。
私の娘も同じですが、その子なりの人生をいろんな経験をしながら、まっすぐに進んで行くことを祈りつつ、その成長をしっかり見守る必要があります。
それが、私も含め、親としてできること、やらなければならない親の務めと思います。
裁判に負けて、相手に子供を引き渡して完了にはなりません。
我が子の人生は続いていきます。まだ終わったわけではないのです。
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